日々の出来事　 vol.３

おもしろい話を聞きました！

1996年に、こんな洒落たタイトルの科学論文が発表されたそうです。

「幽霊とは縁がない家で起きたことの記録」

心霊現象の検証で有名な心理学者
ジェームス・フーランらによるものです。

フーランは20代のある夫婦に次のようにお願いをしました。

「これから30日間、あなたの家で起きている超常現象に特に注意してください。
そして、その原因があとから
判明した場合でもそうでない場合も
正確にメモをしてください。」

このお宅はそれまで1件も超常現象はなかった家です。

しかし、実験開始4日目以降に次々と超常現象が起き始めました！

1ヶ月間で起きた異常現象は合計22件。そのうち16件は家の機器の異常な動作でした。
また物体の異常な動きも5件あり、
平均移動距離は1.96メートルでした。

一体何が起きたのでしょうか？
まさか突然、家が呪われたとは思えません。

フーランらが注目したのが、被験者の心理プロセスでした。

人はいったん何かの影響で超常現象に注意が向くと、それに合わせて周囲の状況を解釈してしまいます。

その影響は、本人の確信だったり
他人や環境の要請であったりします。

結局、人は見たいもの見て、聞きたいものを聞き、感じたいことを感じるのなのです。

だからこそ大切なのは注意の方向付けです。
自分は何を見たいのか、何を聞きたいのか、何を感じたいのか。
そんな認知への期待に応じて、その後で体験する世界は変わっていきます。

そして先の実験のように体験した出来事が、期待どおりだったことを正確に記録すると、ますます期待が強化され確信に変わります。

これを「自己強化」といいます。
とても強力なプロセスです。

だったらですよ？

大切なのはここからです。

この「自己強化」を、超常現象ではなく、良かったことや嬉しかったことや感謝すること、そしてうまくいってることに注意の設定をしてみたらどうなるでしょう？

そしてそれを日々記録してみてください。

1ヶ月もたたないうちに、みなさんの人生は楽園になります✨

根拠のない思い込みが大切とよくお伝えしますが、これをしたら“根拠のある自己強化”ができますね！

今日も素敵な1日を❣️