見出し画像

"social distance"って日本語で何て訳すの? その2

こんにちは、わさびです。前回はsocial distanceを日本語でどう訳すかを考えてみました。下にリンク貼っておくので先にそちらを見て頂けたら幸いです。

"social distance"って日本語で何て訳すの? その1

今回はSNS上でのsocial distanceについて話したいと思います。     53歳となった私の父はFacebookをよく更新していますし、大学の友人らはSNSをやっていない人の方が少ないと感じるほどです。でも、それらは互いに適切な距離感を保って利用するからこそ楽しいものであり、親密さを増すツールになりますよね。

そんな私たちの生活に溶け込んでいるSNSをsocial distanceの観点から見直してみましょう。特に第1項を重点的に読んで頂きたいです。

1.誹謗中傷の仕方(≓意見の伝え方)

見出しで驚かないでください。決して「誹謗中傷をしなさい!」と言っているのではないので誤解のないようお願い致します。           

個人的に好きなTwitterアカウントがあります。メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有選手のものです。彼は、自身に寄せられた様々なツイートに対して反応することがしばしばあります。

ダルビッシュ有選手がツイートしたある内容に私は強く同感しています。リンクを付けておくのでTwitter上でもご覧ください。

「匿名でSNSは自由。ただそれで誹謗中傷はルール違反。素性を晒してる人と匿名で同じ土俵で話せると思うな。」
これが全てやろ。リスクゼロで言いたいことだけ言いますとかほんまダサイで

彼が発信した内容に対し反対の意見や違う考えを持つ方もいるでしょう。いて当然です。しかし、自分の意見・考えと相反すると言いたいがために軽々しく誹謗中傷する人が後を絶たないのです。そこでは「匿名だから、身バレなんてしないから、自由に何でも発言できる場だから」なんて気持ちの人が多いのではないでしょうか。

他人に対して考えを伝えること、批判することの責任を軽視しては議論や意見交換は成り立たないと私は思います。互いの価値観を理解し合う=認識のズレを減らすことがSNSでは特に重要であるものの、何でも気軽に発信できる環境がその重要性を薄めてしまっていると感じます。

だからこそ発信者も言葉の選択や表現の仕方には気をつけなければなりませんね。

2.メラビアンの法則

メラビアンの法則によるとコミュニケーションにおいて、理解に必要な要素のうち93%を聴覚情報と視覚情報だけで占めています。となると、Twitterの場合、文字だけのツイート(添付写真・動画なし)では7%の情報のみで相手の発信を理解することになります。

(文字を見ることも視覚情報であるという考え方もあるとは思いますが、ここでは字面のみを言語情報とします。)

画像1

言語情報(Verbal)…7% 聴覚情報(Vocal)…38% 視覚情報(Visual)…55%

画像+言葉でやっと62%。音声付き動画+言葉でようやく100%に近づきます。普段何気なくしている投稿が誤解されているかもしれないと考えさせられる数字です。

目に見えない距離にいる相手に対して、これだけの情報量で伝えることは簡単だと思いますか?それとも難しいと思いますか?

3.まとめ

誰もがあまり意識しない『SNS上でのsocial distance』、何も考えずに投稿していた内容が実は誰かを不愉快にさせてしまっているかもしれません。前項で記したメラビアンの法則からも、100%の相互理解をSNSですることは不可能に近いでしょう。

だからと言って、「SNSを使うな!使うにしても超慎重になれ!」と言うわけではありません。ただ、自分の言葉選びは適切か、閲覧者を不愉快にさせていないかなど今一度意識してみてください。目の前に見えない相手に届けるからこそ、相手との距離感を考えててみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?