見出し画像

焦らなくてもいいんじゃない?

最近になって、自分自身を知る時間を沢山つくって、これから自分がどんなことに進み、どんな人になりたいのかをじっくりと考えてきた。

色々な仕事や生き方を考えてきたが、知らず内に心の奥へと押し込んでしまっていた夢がじわじわと蘇ってきた。
ーーアーティストとして生きていくという道。

この春に病で2か月間寝たきりになって分かったこと。
自分が一番健康で自由に楽しめる道を選ぼう。人生は長いようで短い。
自分の心に蓋をして、あらゆる可能性を私自身が摘んでしまってはダメだ。

こうして、険しいアーティストとしての道を志すことになったのだが、
やはり、いわゆるしっかりとした職や美術関連の会社というものにまずは属する方がよいのではないか、という思いが時々頭をよぎる。

しかし、デザイン会社に入るには圧倒的にスキルや知識が足りていないし、本当にチラシやパンフレットのデザインがしたいのかと自分に問いかければ、なにか違うかも…という声が聞こえてくるのだ。

私は、自分の絵を見て色々な感情を持ってもらいたいのだ。
魅力的なポスターも、よく見るとなんだか無機質にも思えてくるときがある。そういったデザインも好きなのだが、多くの迫力ある画家の絵を実際に見たときの様な感動は味わえない気がするのだ。
そして、私が生み出したいのは後者なのではないか、と今日感じた。

そんな風に悩んでいた時に、
焦らんでもいいんじゃない?」ーと母が言った。

私は、同世代が進む正規ルートを何度か外れて生きてきた。
新卒で就職を選ばなかったこともそれに含まれるのだろう。
ここまで来たのだから、不安になる気持ちも分かるけれど、行ける所までいってみたら?という意味だった。

病気の頃は全く考える余裕もなかった、自分の夢。
周囲の人々と自分の身体が頑張ってくれたおかげで、こうして元気に将来を考えることができている。

この幸せで恵まれた人生を最大限使わせてもらおう。
今後も幾度となく悩みは生まれるだろうが、母のこの言葉を思い出して
少しずつ自分の信じるやり方で進んでいきたい。

Wasabi

いいなと思ったら応援しよう!