どこか懐かしく、温かい街「尾道」の魅力②
みはらし亭から少し下ったところに「猫の細道」があるという。
まるでジブリの世界に迷い込んだかのような独特な世界観で作られていた「猫の細道」には、カフェや美術館があった。
冒険のようで幼少期の心を取り戻すかのようにワクワクした。
猫さんに案内されるかのように迷い込んだ(?)のは、
「ブーケダルブル」さん。
気さくな店主とお話をしながら絶景を独り占め。
まったりしていると、一人の男性が「また来ちゃいました!」と店主と仲良さげに話していた。
どうやら尾道で飲食店を立ち上げるために修行中らしい。頑張って欲しいと勝手ながらに思っていた。
「明日は何するの?」と店主。
「とくに決めてなくて…」そういうと、店主は向島のリーフレットをくれた。
向島にはフェリーで5分ほどで行けるらしい。
なるほど、明日の行き先は決まった。
素敵なお店を後にし、せっかくなのでもう一軒。
すぐそばにある「梟の館」というお店だ。
店に入ると店からまたまた猫さんが登場。
そのまま外に出て虫と格闘していた。
店の中を自由に出入りしているのも不思議な光景だ。
ここの猫さんはみんな首輪をしていて、お店一帯で飼われているのだろう。
ここは店内撮影禁止だったので、ハーブティの写真を一枚。鼻からラベンダーの香りがぬけて、リラックス。窓際から外を眺めることができ、とても素敵な空間だった。
帰りにも猫さんが。
ツアーコンダクターさんやカメラマンの人が、こぞって撮影大会をしていた。まるで取材会見かのようだったが、ここの猫さんたちはカメラを向けると視線をくれるほど慣れていた。パシャパジャ撮ってごめんね〜の気持ちと葛藤しながら私も取材会見のカメラマン並みに撮影してしまった。(ほどほどに)
猫の細道にはこんなに猫さんがいるらしい。この日出会ったのは3匹。
出会えない日もあるらしいので、涼しい朝や夕方頃に行くと出会えるかもしれない。
左下には猫さんへのマナーが記載されている。猫さんのストレスにならないように、むやみに触ったりインスタ映えを意識した写真を撮りまくったりする人が現れないといいな、と思う。(お前がいうな)
猫の細道は、異世界に迷い込んだかのように素敵な空間だった。
時間を忘れて過ごしていたが、気付いたらお昼になっていた。お腹も空いたのでそろそろ商店街へおりようかな。
最後に、モフモフの友達に会いにねこ広場に戻るとまた会えた。
「元気でね、ありがとう」とみはらし亭と猫さんたちにさよならを告げ、リュックを背負っていざ、石段を下る。
この「千光寺道」の石段を一度下ると、また上るのは大変なので、風景を噛み締めながら下りた。
途中、幼稚園があったりして、ここで普通に生活している人がいるんだ、と不思議な気持ちになった。
さて、次は昼飯探しです。ここはベタに、尾道ラーメンかお好み焼きかな。