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ド5の公式ガイドブックを購入したので改めてフローラについて語る記事

 こんばんは、わさびです。先日KindleでDS版ドラクエⅤの公式ガイドブックを購入したので、私の永遠のお嫁さんであるフローラについて語っていきたいと思います。
 過去にも本作についての記事は幾つか書きましたが、キャラにスポットを当てるのはこれが初めてですかね。私はフローラ派です。派閥と言うとどうもビアンカ派やデボラ派の方と抗争をするかのようで、あまり好ましくない表現なのですが、一番メジャーな呼称なのでこれが適切でしょうか。
 でも今は何と言っても"推し"ですかね。フローラ推し……いい響きです。改めましてフローラ推しのわさびです。よろしくお願いしますということで、やっていきましょう!!

フローラの魅力は彼女の存在全てです

 まずはじめに、フローラの魅力は彼女の一挙一動全てであることをお伝えしたいと思います。ビジュアルも良いですし、台詞も可愛らしいですし、習得する呪文も頼りになりますし、装備も良い感じです。リメイクで追加された、主人公との幼少時代の出会いも素晴らしいです。
 基本的に推しキャラって、推してる人からしたらそんなものですよね。悪いところを探す方が難しいというか、一般的に見て悪い部分があってもそこも魅力に感じてしまうというか。なので、私がフローラの魅力を語るとなると「いや全部最高だからわざわざ魅力とか逆に探し辛いんだが……?」って感じです。
 それでも記事にするからにはしっかり語りたい。ので、ありきたりですが彼女の魅力を三つに絞ってきました!!

 ちなみに、ドラゴンクエストシリーズといえば男女問わず人間魔物問わず様々な魅力を持つキャラクターたちが登場することで有名ですが、これを読んでくださっている皆さんはシリーズ全体で特にどのキャラクターが好きですか?
 シリーズも11作、外伝含めるともっと沢山の作品が出ておりますから、好きなキャラクターが何人もいるという方も多いのではないでしょうか。大体1作品につき1人は好きな子がいますよね。ドラクエはストーリーやバトルも楽しいですが、やっぱり好きな仲間を先頭にしたり、武器や防具を真っ先に買ってあげたりするのも楽しいですからね。
 かくいう私も結構好きなキャラクターは多いです。男性キャラだとテリーやグレイグ、メルビンなんかが好きですね。あ、それとヘンリーも好きです。こうして見るとおじさん率高いような……。別にイケオジが好きなわけではないのですが、いかにも頼りになりそうなキャラは好んで使う傾向があるかもしれません。実際の強さはさておいてね。完全にビジュアルだけで好みなのはテリーだけかもしれません。
 フローラを紹介する記事で他の女性キャラの名を出すのもどうかと思いますが、女性キャラの中だとフローラに次いでバーバラが好きです。

 では、私が考えるフローラの魅力について詳しく説明させていただきます。まずは一つ目、『一目惚れから始まる出会い』です。

運命の巡り合わせ

 先に説明させていただきますが、本作におけるヒロイン候補は三人とも運命の出会いを主人公と果たしています。フローラだけが運命というわけではございませんし、そう主張したいわけでもないことをここに謝罪致します。ただ、こう……見出しっぽい言葉を選んだ結果です。すみません。

 改めて。さて、フローラはルドマンに拾われた孤児であり、幼少時代にビスタ港からサラボナへと航海した後、そこですくすくと成長し、やがて花嫁修行のために海辺の修道院に預けられます。主人公たちが樽で流れ着いた場所ですね。
 修道院で暮らしていた頃の彼女がどんな人物像だったかは、修道女の方々が口々に語ってくれます。要約すると、とても心が綺麗で優しい女性であるといったところ。周回プレイをする度に、私はここでフローラって本当に澄んだ心の持ち主なんだなって嬉しくなると同時に、早く会いたいなとコントローラーを持つ手がうずうずしてしまいます。一応、フローラの存在をここで仄めかしているんですよね。初見だと「ふーん、そんな人がいるんだね」程度のものですが、後々に伏線として回収されるという。本作に限らず、ドラクエは至る所に伏線が散りばめられておりますね。なので私は新作をプレイする時に、メモをとるとまではいきませんが、村人の会話をスクショしたり、心の隅に置いておいたりしながら遊ぶことにしています。

 話が若干逸れてしまいましたね。そして修道院での日々を終えたフローラは、いよいよ結婚相手を募るべく、サラボナの街に帰還しました。フローラを花嫁にして噂の祠に連れて行くと、その当時の心境を話してくれます。

「修道院からサラボナに帰る途中、シスターと一緒にこの宿に泊まったのですわ。
 サラボナに帰れば、誰か知らない人と結婚させられることが分かっていましたけど……、
 何か大きな光に導かれて歩いているような気がして、不思議と不安はありませんでしたわ」

噂の祠にて

 大きな光とは、おそらく彼女の身に宿る天空の血か、あるいは勇者の光でしょうか。この台詞が聞けるということはフローラルートに入っているということですから、明るい未来に向かっていることは確定しているわけですが、アンディと結婚した後の彼女も同じことを言うのかだけは少し気になります。彼女が選ばれなかったとしても、結果としてビアンカかデボラが主人公と結婚して勇者が誕生するので、それもまた導かれた結果……となるのでしょうかね。分かりませんが。

 それからサラボナに戻り、ルドマンが花嫁の募集をかけました。主人公が花嫁修行の話を聞いたタイミングを考えると、戻ってすぐというわけではなさそうですね。船旅やヘンリーの結婚を鑑みるに、一ヶ月ほど自宅でのんびりした的な感覚で良さそうです。間違っていたら申し訳ございません。
 そして、ようやくフローラはサラボナを訪れた主人公と出会います。犬のリリアンを追いかけて息を切らしていたところに、おそらくはボロボロの格好の主人公と。
 一瞬。ほんの一瞬、フローラは時が止まったかのようにじっと主人公を見つめます。2Dであるがゆえに、彼女がこの時どんな表情をしていたのかは想像で補うより他にありませんが、おそらくは、そこで恋におちたのでしょうね。いや、恋におちてくれた、と表現するべきですね。ありがとう、フローラ。

 その時のことも彼女は後々語ってくれています。アンディの恋心を知っていながら、主人公と初めて出会った時に何か不思議なチカラを感じ、惹きつけられてしまったのだ、と。
 こう聞くと、勇者を誕生させるためにエルヘブンの血と天空人の血が反応し合ったとも取れますね。あるいは、普通に主人公がハンサム(当時の表現)だったために固まってしまったか。前者だとどうも出来レース感がありますが、そんなものは出会った頃の二人には関係ありませんから。互いに一目惚れの出会いと言えるでしょう。

 アンディの気持ちを知っていた、というところが嬉しいですね。フローラは花嫁に選ばれなかった場合にアンディと結婚するというのは有名な話。なので彼女は選ばれなくても幸せなのだ、ともよく言われています。それは勿論、誰か知らない人と結婚すると思っていたところに、ずっと自分を想ってくれていた幼馴染と結ばれたら幸せでしょう。アンディもいい男ですからね。主人公に比べると少し頼りないですが、死の火山に踏み込んで生きて帰ってきただけでも凄いですよ。現実で考えると、一歩間違えれば溶岩で焼け死ぬような道にただの街の青年が挑んだのですから。
 けれど、そこまで頑張ってくれた幼馴染の気持ちにも勝る感情を主人公に抱いてくれていたという風に考えると、何だかとてもフローラに愛が湧いてきませんか?

 結婚してグランバニアに向かうまでの間、つまり青年期前半の間に各地を見て回ると、フローラは色々なことを話してくれます。

「私たち、ろくに話もせず夫婦になってしまいましたけど……、これからはいっぱい話しましょうね」

「私も【主人公】さんと旅をするようになって、支え合うことの楽しさを知りました」

「あなた……いいえ、なんでもないの。私、幸せだな……と思って」

 などなど、勿論幼い頃に冒険をした仲であるビアンカと比べれば、ここがスタート地点という感じがしますが、フローラはだからこそ自分のことをもっと知ってほしいいいお嫁さんになりたいと正直な気持ちを吐露してくれます。
 ストーリー的にはこの先、グランバニアに着いてすぐに長きに渡り離れ離れになるわけですが、こうして彼女と話す中で、実際彼女の気持ちを無視した結婚イベントで内心不安だったプレイヤーも、あぁフローラが自分と結婚したことを喜んでくれているんだと安心させられるんですよね。同時に、フローラを選んで良かったと嬉しくなるわけです。話せば話すほど、どんどん彼女の魅力に堕ちていく仕掛けです。恐ろしいです……。

 最後に、ビスタ港でのフローラの台詞を見ていきましょう。
 リメイク版以降、物語の冒頭であるビスタ港で主人公が幼いフローラとすれ違うイベントが追加されましたね。勿論話しかけにいくことも出来ました。フローラ推しとしてはこれ歓喜ですよねぇ……スマホ版でプレイした時は、ずっとフローラの部屋から離れられませんでしたよ。このままパパス放っておいたら、フローラと一緒に船旅出来ないかなぁ、なんて。いや出来ないんですけどね。
 そんな思い出を彼女も憶えてくれています。

「この港……あなたも、憶えていらっしゃいますわよね?
 私たちが初めて出会った場所ですわ。一瞬の出会いでしたのに、今こうして夫婦としているなんて、不思議なものですわね。
 少しでも長く平和が続くといいんですけど……」

 実際のところ、フローラがどの段階から主人公が当時の少年だと気付いていたのかは分かりません。もしかするとサラボナで出会った時に思い出したのか、それとも結婚初夜からビスタ港に着くまでの道中で思い出したのか。
 ただ、この会話が生まれたことで、よりフローラとの出会いが運命によるもの……というか、とても美しいものに変わりましたよね。互いに様々な経験を経て、再び巡り会うと。
 書きながら疑問に感じたのですが、主人公はいつの段階でフローラがあの時の女の子だということに気付いたのでしょうね。仮にずっと憶えていたとしたら、修道院に流れ着いた時も花嫁修行の子の髪色を聞いて「もしや」とか考えていたのでしょうかね。それもまたロマンチックですね。

「今も昔も、ここはたくさんのカモメが飛んでいるのね」

選ばなかった先の未来に待つもの

 さて、続いて魅力二つ目について説明していきたいと思います。一つ目よりは短めになるかなと思います。どうかお付き合いくださいね。
 題して、選ばなかった先の未来。

 先ほども話しましたが、フローラは選ばれなかった際にアンディと結婚します。アンディが誠実で勇気あるいい男であることは紹介した通りです。死の火山……ホースデビルのいるあの場所に単身突っ込むなど勇者か愚者のどちらかです。彼は愚者寄りでしょう。それも、とびきり最高の愚者です。
 アンディの恋心はフローラ自身も知っていました。ただ、それは敢えて口にしてこなかったのでしょう。もしかすると、ルドマンはアンディとなら結婚を許してくれたかもしれませんがね。死の火山に乗り込むほどの勇気を持ち合わせているのですから、その勇気を見せることが出来ればあるいは。
 
 さて、そんなアンディにフローラは娶られてしまうわけですよ。え、今までアンディのこと褒めていた割に急にNTR的なこと言い出したって? そうですよ。最近流行りの寝取られですよ。
 勿論ビアンカを選んだ方はビアンカが一番好きで、デボラを選んだ人はデボラが大好きであることでしょう。なので、その後フローラがアンディと結婚していても、良かったねおめでとうとしか思わないかもしれませんが、フローラ推しは違います。もう一度言います、フローラ推しは違います。
 推しが自分以外の野郎と結婚する未来なんて見たくないんですよ……。たとえそれがどんなにいい男だったとしても、です。ビアンカも選ばれなかったルートでは山奥の村で独身のまま過ごしますが、村には彼女に想いを寄せる男がいます。彼もいい人そうですが、ビアンカ推しの皆さんはこの男にどんな感情を抱きますか?
 私のビアンカに近付こうとするなんて許せない。とまで行かずとも、いやビアンカは俺の僕のものだからと思ったことはありませんか?

 つまり、寝取られてしまうことを悔しく感じてしまうわけです。なので、フローラ以外を選んだら物語が先に進まないのですよ。何故って、フローラを選べば別荘でも彼女の自室でも「おやすみなさい」と「おはよう」を言ってもらえるのに、何故か何故か何故か、フローラ以外を選ぶとその別荘にアンディとフローラが住んでいるんですから。許せんよなぁ……。
 まぁ青年期後半にサラボナに行くと、結局アンディがお嫁さんと住んでいるんですけどね。あれ要ります? 大神殿攻略後も別荘行って「あなた、今夜はここで寝ますか?」って言って欲しいんですけど。あの仕様要ります? 家族で泊まりたいんですけど。

 感情任せの文章が目立つこととなりましたが、要約すると、フローラを選ばざるを得ない罠に陥っているわけでございます。何故って、フローラを選ばなければアンディに寝取られるのですから。
 こんなの一度考え始めたらもうフローラ推しはフローラ以外選べませんよ。私がそうですから。ええ。ビアンカルート3回ほど、デボラルート2回ほど、そしてフローラルート20を越えると、ふふ……。フローラ、好きだなぁ

最後の魅力

 さて、本記事における最後の魅力について語っていきましょう。ここまでの説明で、フローラの限りない魅力、溢れるウルトラハートについては理解していただけたものと思います。
 そんななか最後に何を語るかというとそれは……ただただ、旅を楽しんでくれる点について、です。
 え、そんなのビアンカもデボラも同じじゃん、と思ったあなた。その通りです。三者三様の素晴らしさが詰まっているが故に生まれるのが花嫁論争です。今回はたまたま視点がフローラなだけ……。ここまで語っておいてなんですが、別にフローラが他二人より優っている点を語ろうなんてつもりはありません。そんなものがあるとも思っておりませんからね。呪文や装備、金品などの差はありますし、それを魅力の一つとして捉える方もいるでしょうが、私は性能の話はしたくありません。それを言い始めたら、本妻はピエールとかバトラーになりますからね。

 結婚式を終えた次の朝、フローラは自分も一緒に旅に出たいと言います。ですが、当然ルドマンは娘のことが心配です。旅に行かせようなどとそう易々許可も出せないでしょう。そこでブオーンの封印された壺を見に行き、それで主人公に迷惑をかけなかったのなら、一緒に旅に出ても良いよと条件を出すのでした。
 そして見事条件を達成した二人は、ルドマン所有の船を停めてあるポートセルミに向かうことになりました。ここルーラで飛ぶ人多いと思いますが、歩いて向かうのがオススメです。道中、フィールドや洞窟、噂の祠、ルラフェン、カボチ村など、各所でフローラの色々な台詞を聞くことが出来ます。青年期前半でしか聞けない台詞が山ほどあります。

 ルラフェンでは、両親と幼い頃に旅行でここに来たという話が聞けます。そして何より、

「私なんて、目を瞑って歩いていても迷いませんわよ。
 だって貴方が導いてくださいますもの。……ぽっ」

 という台詞が素晴らしいんですよね。フローラって、清楚かつ天然なTHEお嬢様って子なんですが、たまにすごいことを口走るんですよ。恥ずかしがりながらも、愛情があることをしっかり主人公に示してくれる。これってとても素晴らしいですよね。デボラのツンツンツンツンからの終盤デレラッシュも良いんですけど、こうしてちょくちょく愛を感じられるのはフローラの魅力だと思います。
 余談ですが、カボチ村だけはデボラと行くのが一番良いかもしれませんね。

 そして、何と言ってもカジノ船ですね。ここでは幾つもの嬉しい台詞を聞くことが出来ます。もう誰かと話す度に会話を押して、毎回ニヤニヤしっぱなしですよ。そしてニヤニヤしながら、メタルキングの剣とグリンガムのムチを調達する……と。
 
 船に乗ってからも、サンタローズ、アルカパ、ラインハット、テルパドールにネッドの宿屋、チゾットの集落と、フローラはどこまでも純真な心で主人公との旅路を楽しんでくれます初めてのものに期待を寄せながら時に砂漠の熱を耐えながら時に滝の流れる景色に心を躍らせながら……本当に新婚旅行をしているように、楽しいひと時が味わえるのです。
 以下、最後にフローラの台詞に対する私の感情を載せて終わりたいと思います。

「新婚旅行ですもの。少しくらいはいいですわよね。私たちも楽しみましょう」
 →もちろん。平和な時はこれが最後だから、一緒に目一杯楽しもう!!

「私も貴方と旅を始めてから、海が好きになりましたわ。船から見る星空は、最高ですわね」
 →これ、幼少期は「海ってなんだか広くて怖いのね」って言っていたんですよ。それが海を好きになったなんて……涙が。もう愛してます、フローラ。

「ここで式を挙げたのは、私たちが初めてなのだそうです。きっと幸せになりますわ、あなた」
 →後に世界を救う出会いだから、間違いない。

「私も流れ星に何度かお願いしましたわ。父の船で一度だけ出会った男の子に、また会えますように……って」
 →言葉にならない気持ちで心の愛情メーターが振り切ってしまいました。助けてください。

まとめ!!


 如何だったでしょうか。どうも好きなことについて語ると熱がこもって良くないですね。それが良い時もあれば、良くない時もありますから。自分だけ盛り上がっても仕方がないですものね。
 ドラクエ5、大好きです。叶うならば、完全3Dでフルボイスリメイクを期待したいですね。2DHDでも勿論良いですけど、やっぱりドラクエ11のようにグラフィックを楽しみながらまた新たな5の世界を歩んで行きたいものです。何年後、10年以上先かもしれませんが、私はずっと待ち続けたいと思います。
 それでは、ここまで読んでいただいた方々に感謝をお伝えしたいと思います。どうもありがとうございました!!!


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紺色わさび
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