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スケートが繋ぐ私の人生(国際教養学部2年・吉本玲)
こんにちは!国際教養学部2年の吉本玲です。
私たちスケート部は3月1日(土)に「WASEDA ON ICE 2025」というアイスショーを控えています!少しでもスケートに興味が湧いたら是非観にきて頂けたら嬉しいです🌟
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ご来場予定のお客様はこちらのフォームの事前の回答をお願いいたします。
🔗:https://forms.gle/mzwyGiewFwA2wUHH6
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現在は東伏見と神宮、休みの間は神戸を拠点に練習に励んでいます。今はシアトルのワシントン大学に1年間留学中ですが、幸いなことにKraken Community Iceplexというとっても綺麗なリンクで滑れています!
今回は私の今までのスケートの経験についてお話したいと思います。
イギリスでのスケート
私の生まれは東京ですが、父の仕事の関係で小さい頃に香港に1年、イギリスに8年間住んでいました。
スケートを始めたのはイギリスにいた7歳の時で、姉がスケートをしていたことから自然と私も滑るようになりました。日本のスケートクラブのスタイルとは全く違い、週2回ほどの個人レッスン以外は、母に付き合ってもらいながら一緒に自主練をしていました。
アイスダンスや大人スケーターなど色々なスケーターと一緒に滑るようなごちゃ混ぜ貸切、貸切よりエレメンツの練習ができる貸切後の一般営業、クリスマスショーやスケートクラブ対抗戦など楽しいイベントが多く、話始めると止まらないぐらい濃いイギリススケートライフだったなと思います。
練習環境の都合で6箇所ほどのリンクに通っていたのも今考えるとびっくりです。その中でもお気に入りのリンクは、ロンドンのシティーを見渡せる場所にあるAlexandra Palaceと、小さい頃からずっと通っていたStreathamというリンクです。
イギリスでスケートを初めて一番よかったと思える点は、スケーティングを様々な視点から学べたことです。当時習っていた頃はどうしたらエッジが滑るのかなど細かいことを気にしたことはなかったのですが、アイスダンスの先生に習っていたパターンダンスやソロアイスダンス大会の練習がスケーティングの基礎になったとつくづく思います。
今考えると、パターンダンスは決められたステップと歩数でリンク全体をカバーする練習ができていたし、ソロアイスダンスの試合はフィギュアとはまた違った表現やスケートの魅せ方が学べたと思います。競技スケートとは違う楽しいスケートを知る機会でもありました。
スケーティングの大切さは成長して感じられるからこそ、イギリスでスケートを始められたことをとても誇りに思います。
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(物理的に)色々飛び回ってたスケート生活
イギリスでスケートを続けながらも、小学生の時にご縁があり神戸クラブの練習に参加させて頂けるようになりました。始めは夏合宿だけでしたが、野辺山合宿やブロック大会に出るために日本のバッジテストを小学校3年生から受け始めました。
小6で卒業するまではイギリスに住んでいたのでテストや試合のたびに日本に帰る、というとても恵まれたスケートができていました。イギリスから来たからには、絶対にバッジテストに受からなきゃ…!という気持ちで毎回いっぱいいっぱいになっていたけれど、イギリスでは人口が少ないフィギュアの選手がたくさんいる場所で厳しい指導を受けられたのは嬉しかったです。
また、イギリスと日本のスケートがとても対照的で驚いたのを覚えています。例えば、イギリスの試合は観客の歓声が大きく、お祭りのような大会が多かったので、日本の試合の緊張感や練習でのピリついている空気感が正直怖かったです笑。「だから日本にはこんなに上手な選手がいっぱいいるんだなぁ」と毎回納得していました。小学校の間は何回もイギリスと神戸を行き来していたので、いつか神戸に住んでスケートをしたいという想いが強くなりました。なので、中学受験に受かって神戸に住むと決まった時はとても夢心地気分だったのを覚えています。
イギリスでは一人で練習するのが基本だったので、日本で尊敬している先輩スケーターや同い年の子達と切磋琢磨しながら練習できる環境と、尊敬している先生のもとでスケートができることにとてもうきうきしました。イギリスでも日本でも「どうやったらスケートが上手くなれるのか」という思いを一番に生活できてとても幸せです。また、スケートを通して多くの方々に出会えて、色んなご縁に恵まれているなとよく思います。
例えば現在の留学先で出場したインカレの試合で、昔姉とイギリスのスケートの試合で一緒だったという友達に再会することができました!何年滑っていても、新しい場所に行くと必ずスケートについての新しい発見があることが(日本語での表現が難しいですが、)“what makes me enjoy and keep skating, and this perspective definitely added and will continue to add personality to my skating”と感じています。
これからのスケート
大学入学以降はシニアのカテゴリーに上がって試合に出場してきました。まだ自分の目標にしているスケートには届いていないので、今まで学んできたことを活かしながら技術面でも精神面でも成長できるようにこれからも変わらず練習を頑張りたいです。
冒頭の紹介の通り、今私はシアトルでスケートをしています。ここでの練習環境の雰囲気はどちらかというとイギリスに似ています。プログラムの音との合わせ方がとても素敵なスケーターがたくさんいて、そういったところを吸収したいと思いました。
今まで色々な環境でスケートをしていたからこそ学べたことや、私のスケートに個性を足してくれた経験がたくさんあると感じています。これからもそこに磨きをかけて、もっと上達できるように精一杯ベストを尽くしたいです!
最後に...
WASEDA ON ICEはいつもの競技スケートとはまた違った雰囲気で、部員一人一人の意外な一面や個性が溢れた演技がたくさん観られる素晴らしい機会です!私も去年初めて出演した際には、個人演技はもちろん、部員全体で創り上げるグループナンバーが一番楽しかったです。
普段使わない曲で滑るので、「こういう曲をプログラムにするのもいいかもしれない」「あの選手の表現の仕方、参考にしたいな」など新しい発見が色々とあって面白かったです。残念ながら今年は留学中なので参加はできませんが、皆の演技を見るのが今から楽しみです。
⛸️WASEDA ON ICE 2025
2025年3月1日(土)
16時開場、17時開演、19時30分終演(予定)
会場:東伏見・ダイドードリンコアイスアリーナ
※クラウドファンディングによる入場券をお持ちの方は、開場時間15分前(15時45分)より入場し、直前リハーサルをご観覧いただけます!
詳細は公式SNSにて順次公開してまいります!
是非フォローのほどよろしくお願いいたします。↓
https://www.instagram.com/waseda_figureskate