泣かした涙に誓え
パンクが好きやった
俺に再び会う為に
ライブハウスで働いていた
”あの娘”の3年間
ズボンの後ろポケットに
こっそり500円玉を入れた
”あの娘”のやさしさ
夜の店で働いて
酔っ払ってドレスも脱げずに
「あなたとお金さえあればいい」
と小さく言い放つ
”あの娘”の熱い想いと思い
いつまでも未来がなくて
可能性だけを信じて輝かせてくれた
自惚れ野郎は
それまで
決意のように
自分を疑え
自ら夢を照らせ
馬鹿たれ
前のめりに
泣かした涙に誓え
お前が作った悲しみ
前向きにしろ
出来損ないが
俺が俺に言っている
それが無理なら
日当1万円の仕事で
フェリー代が片道5千円で往復1万円
たとえ10分しか会えなくても
1万円札だけ握りしめて
”あの娘”に会いに行け