自分を縛る10個の「やらなきゃ」を手放します
自分が、やらなければならないと思っていること。わたしはそれを「MUSTリスト」と呼んでいる。
MUSTリストを消し去りたい
MUSTリストって、そもそも何であるのだろう。「やらなければいけないこと」なんて、少ない方が生きやすいだろうに。
これは自分の自信のなさに直結しているのでは、とわたしは仮説を立てている。
最近人気な「自己肯定感」。自己肯定感バリ高に人間なろう!!!!!!と思っているわけではないし、ほらみんなも!!!!!!自己肯定感持って!!!!!!!と思っているわけでもない。
でも、こんなにハイパー自由に生きられる時代で、自分自身をルールでがんじがらめにする理由って、やっぱり自分への信用度な気がする。
できること、できないこと。わたしはこれはやめといた方がいい、これはやってないとうまく行かなさそう、これは諦めといた方が失敗しない、これくらいできてないと成功できない...
自信がなければ、「やらなければいけないこと」のルールは多い方が楽だ。
自己肯定感の低い自分が持っているルールを書き出そう。そして、それが本当に必要なのか?守るべきものなのか?考えていこうと思う。
という考え方に行き着いたのは、大好きな本「あなたの24時間はどこへ消えるのか」に、そんなことが書いてあったから。「時間の使い方」を自己肯定感を上げることから案内している素敵な本。みんな読んで。
それでは、わたしの手放す10個の「やらねば」を、一つ一つイチャモンつけながら捨てていくこととする。
1.人の役に立たなければいけない
これは、自分の価値を他人に定義してほしいからかな。常に誰かの役に立っていなきゃいる意味がない、みたいな。でも、わたしってまず、自分自身が24時間必要としているし、家族パートナー友人にも存在だけでニーズがあるから大丈夫じゃない?それに、「役に立たなきゃ」じゃなくて、「役に立ちたいな」って思っているだけじゃない?わざわざ、ルールとして自分を縛る必要はないかもね。
「人の役に立ちたい」っていう want to doの気持ちでいよう。
多くの人の役に立てたら、確かに素敵だよね。
2.ちゃんとした仕事につかないといけない
うーん、ちょっと待とう。「ちゃんとした仕事」ってそもそも何?ちゃんとって何基準だろう?雇用されているってことかな。確かに、雇用ってメリットだらけな気がする。給料の保証、面倒な手続きの肩代わり、いろいろな支払い、全部会社がやってくれるし。でも、「その制度を利用するかどうか」は自分で決めて良くないか?確かに雇用されないことは不安が付きまとうけど、その不安を「しなきゃ」で縛って回避したいだけなのかも。
まず自分の概念を理解しよう。
雇用はメリットだらけだけど、利用するかどうかは自分で選べばいいよ。
3.働いていないといけない
これは最近気づいたMUSTリスト。自立して生きることを放棄しないうちはOKとする。貯金があるならいいじゃない。ある程度のモラトリアム期間を持ったって。
死なない貯金があるなら問題ないな。
4.自分の都合で迷惑をかけてはいけない
これは、もちろんやりすぎは良くない、という前提で。わたしが防ぎたいのは、「なんだ〜!そんなこと?!言ってくれれば全然良かったのに〜!」みたいなやつ。(自分がこれを言う側だと、気づけなくてごめんってなるよね。)迷惑をかける相手と対話ができているなら、たまのワガママくらいは聞いてもらおう。ちょっと勇気がいるけれど...
ワガママをたまには許してもらおう。相手にも、自分にも。
対話をすることだけ忘れないで。
5.サボってはいけない
1から4までのMUSTリストを消し去ってきたところなので、「いや、良いやろ...」と思わず呟く。こうなったら、こっちのもの。「やらなきゃ」の感覚が薄れてきている証拠だから。
元々めちゃくちゃ真面目に生きてきた(つもり)なので、サボるってなんとなく不快な気持ちになる。あの感じってなんなんだろうか。大事なのは、「どんな時にサボりたくなるか?」の深掘り。わたしは疲れた時などの気分が乗らない時。もしかして、ただ休憩したいだけでは?という結論に。
疲れているなら、それは小休止。
そもそもサボりではないかな。
6.勉強をしなければいけない
この「しなくちゃ」の感覚を持っているのに気づいた時は驚いた。わたし、もう大人だし。宿題もないし。子供の頃にだって、「勉強しなさい」って言われたことないのに、なんで自分で縛っちゃったんだ?
want to doだよね。
興味の赴くままに勉強していこう。
7.人と関わらなければいけない
これは反省だなあ。テイカー(奪うもの)の考え方じゃん。「(自分の得する)繋がりのために繋がっておかなきゃ」って言う打算的なやつだ。MUSTリスト には汚い損得感情も潜んでる。気づけて良かった。
こんなルール、相手にも失礼だよね。やめよ。
8.人より成績が良くないといけない
これは自分の価値を人と比べて決めているから。あとは損得勘定かな。褒められることが多い、とか、気に入られるとか、そんな感じ。別に楽しいなら良いけど、「やらなきゃ」って思ってることは手放して良い気がする。本当にやりたいことって人と比べて良かろうが悪かろうが、やる気がするし。
相対的な立場で自分を測らない。
9.一つのことに興味を持たないといけない
一つのことを突き詰めるの、カッコ良くて憧れるし、良いこともきっとたくさんある。でも、自分には向いてないなあって経験からわかってきた。でも突き詰められる人が羨ましくて、一つのことに集中できない自分がダメなように感じたりした。でも、自分のイキイキできることを優先させて良いんじゃないかなあ。
自分がワクワクすることをやろうっと。
10.有意義な1日を過ごさなければいけない
そもそも「有意義な1日」ってどんな1日なんだろう。何か教訓があったり、良いことがあったり、予定がたくさん詰まっていたり、そんなことだろうか。充実感を感じることを有意義って言うらしいけど、人生に意義のない時間はないように思う。その時間、生きてるわけだし。生きてる以上の意義なんてある?
どんな1日でも生きてるのだが???
こんなに「自由で良いんだなあ」とか、「いろんなやり直しが効くんだから大丈夫だな」って思わせてくれる環境があるってありがたいなあ。
番外編 お金は100万円以上貯めとかないといけない
これは、MUSTリストに書き出して、「いやMUSTやな」と改めて思ったこと。わたしは月15万くらいあればそこまで暮らすことに苦がないので、3ヶ月何もしないで生きていける+その間にやりたいことができても飛び込める資金となると、100万円くらいはあると安心だな、という結論になった。
面白かったのが、半月くらい前とはちょっと MUSTリストが変わっていたこと。自分の環境や考えが変わるたび、自分のMUSTは入れ替わり立ち替わりしていくのだろう。本当に必要な要素もあれば、上の10個みたいに捨てられるものもある。
自分の価値観を再認識するためにも「MUSTリスト」を手放す会議の定期開催をお勧めします。
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