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旅で出会った素敵な人1: 体の声を信じる人

旅する暮らしをしていると、いろんな人に出会う。

素敵な女性がいた。凛としていて、気ままに散歩したりなんかして自由で、話しかけるとたくさん話してくれる。明るくて社交的だけど、まったく行き急いでる感じがせず、穏やかな雰囲気。

彼女も旅をして暮らしている、自由なイメージな人。

「自由であること」ははじめ、ライフスタイルではなく体に対して求め出したことらしい。下着から服まで、身につけていて締め付け感がないものを選びはじめた、と。

体を自由にすること、体の声を聞くことの大切さを教えてくれた。

どれだけ頭の中でライフプランを練っても、現実的な資産を計算しても、それが幸せにつながるか、というとそうではない。

でも、自分の体が喜びそうなこと(例えば海に足を突っ込んでみるとか、林道で深呼吸するとか、そよ風を感じるとか、そういうこと)を実践すれば、即効果は出る。簡単に幸福感が湧いてくる。

だから、脳よりまず体の声を聞いて五感を使うのが良い、と彼女は言った。「五感が満たされてないと、第六感(脳)は使えないのよ」

現代は反対に、脳ばかりが優先されている。電車で旅行しても、景色を見ずにスマホを見るし、いざ目的地で絶景を見ても、考えるのはInstagramにアップする写真のことだったりする。

それが悪いわけじゃないけど「体で感じることをおろそかにしない」というたった一つの約束を守るだけの方が、シンプルで幸福への近道なのかも。

「女は子宮で考える」という、昔からの言い伝えがあるように「体の中心から出てくる声」を彼女は信じて、向き合っている。

だから、子宮(又は男女が共に持つ丹田)を包む下着は、締め付けずに心地よくつけられるものがいいのよ、というお話だった。

しゃんとしているのに穏やかな彼女。その不思議で居心地の良い雰囲気は自分の体と一緒に作ったものなのだろう。




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