自由律俳句(2021.2.1)

銭湯自由律俳句


・ジェットバスを名乗るには弱々しい水力


・効能を読み終わった時にはのぼせていた


・あんなに薄い刺青で威嚇できるのだろうか


・サウナマットはどこにかければ良いのか


・女湯に入ってくるにはギリギリアウトな子供


・ここはエッセンシャルしか選択肢がない


・狭い水風呂に2人


・椅子に座るならズボンを履きなさい、せめてパンツだけでも


・このおじいさんよりは長くつかりたい



流儀

銭湯は1人で行くのに限る。

それはコロナ禍だからという理由ではなく、自分自身のペースで湯を堪能できるからだ。

僕は限られた時間の中で全ての湯を網羅したい。

その為には友人のテンポに合わせて、のんびりとはしていられないのだ。

時間と体力との戦い。


「いや、からだを癒す為に銭湯に来ているのに、コレでは本末転倒ではないか」という声もあるだろう。


僕は言いたい。

「僕にとって銭湯は癒しではなく浄化が目的であり、湯の神に汚れた心を洗っていただいている。その為、浄化の機会を沢山作りたいのだ。」と

かけ湯で浄化、高温風呂で浄化、サウナで浄化、水風呂で浄化、電気風呂で浄化、露天風呂とは言い難い風呂で浄化。

一つのスポットで浄化を促すよりも、手数で攻めたいのである。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?