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祈りの先にあるもの
十日戎ということで、地元の神社に参拝した。
この街に住んで二年。
戎神社があることは知らずに越してきた。
いつも恵比寿さんは、街を守っている。
治安がいいとは言い難いが、昨年も大きな事件事故はなかった。
いつも有難いご加護を賜っているのだ。
初詣は、そのお礼を祈りに込めた。
今日一月十日は手を合わせつつ、自分自身と向き合い何を本当に望んでいるのか再確認させてもらった。
祈りの先に、答えがあるとは限らない。
その行為そのものが、内なる心にパワーをもたらせてくれる。
人と人が織りなす、祈りの波動。
賑やかな境内は、静かに心を整理するというよりは、
明日へ向かう活力を与えてくれた。
参拝を終えた人々の表情は、みなどこかしら晴れやかだった。
「込められた思いが現実を変える」保証はどこにもないけど、
手を合わせる時「心」を変えるからなんだろうな。
快晴の空の元、
鯛を吊り上げる恵比寿さんは、どこかいつもより誇らしげに立っていた。
最後までご精読有難うございました。
今日も書けるという喜びに、感謝。