そもそも遺言書は必要なの?私が考える大切なこと
●そもそも遺言書は必要?
必要でない方もいます。
●その理由は?
家族構成(とその関係性)によって変わるから。
●何が変わるの?
人によって法定相続人が変わります。
●なぜ法定相続人が関係するの?
遺言書がなければ…
法定相続人が揃って話し合いをして
遺産を分けなければならないから。
そこで、
① 法定相続人が誰かわかりますか?
② 遺産を分ける話し合いができる関係性ですか?
①法定相続人が誰かわかりますか?について
法定相続人が誰もいなければ遺言書は必要です。
法定相続人が誰もいないとは?
子(孫、ひ孫)、親(両親、祖父母、曽祖父母)、兄弟姉妹(甥姪)
これらの方が誰もいない状態です。
つまり、これらの方が法定相続人です。
※左側(子)がいると右以降(親や兄弟姉妹は無関係)いなければ右に移行します。
②遺産を分ける話し合いができる関係性ですか?について
たとえ法定相続人がいても、
話し合いできる関係性がなければやはり遺言書は必要と考えます
(つまりこれがあれば不要)
とはいえ、
残された財産の中に分けにくいものがある(ex.不動産)
特定の人に渡したい財産がある(ex.自宅、自社株)
特別な事情がある相続人がいる(ex.認知症、生活保護)
などなど…
やはり遺言書があったほうが良いと思われる状況は、人それぞれです。
これらに該当しないという方は、
無理に遺言書を作成するよりも、
円満な話し合いができる状況を維持する努力をするほうが大切
私はそう考えています。
10年前、「遺言書の重要性を伝えたい」との思い出事務所開設しました。
ここまでやってきて、遺言書が全てを解決してくれるものではないことにも気づいています。
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