インゴ・スワン「リアル・ストーリー」(125)
第 44 章 パソフの手紙
1972 年 7 月 4 日の少し後、私はパソフから、彼が 1972 年 6 月 30 日付でガートルード シュマイドラー博士に送った手紙のコピーを受け取った。その全文を引用する。理由はすぐにおわかりになるだろう。
「自己紹介をさせていただきますと、私は SRI の物理学者で、主にレーザーと量子物理学の分野で働いています。また、量子物理学の観点からクリーヴ・バックスターの主知覚仮説 (テキサス州サンアントニオのサイエンティフィック アンリミテッド リサーチ財団のウィリアム チャーチがスポンサー) を調査する契約も獲得しています。ですから、私の物理学が私の定義では幅広いことがわかるでしょう。
「ご存知のとおり、最近インゴ・スワンの西海岸訪問をホストする機会に恵まれました。以前あなたが彼と行った非常に印象的な研究について (インゴ本人から) 聞いていたので、彼を招待したのです。このエリア全般の通信リンクの性質を判断する作業の一環として、通常の電磁信号に対して非常によくシールドされているとわかっている機器でインゴをテストしたいと考えました。
「同封されているのは実験の記録です。インゴは非常によくシールドされていることで知られる超伝導シールド付き磁力計装置の内部で磁場を操作したようです。物理学者として、私はこれを実験ではなく観察と見なすほど慎重です。記録装置などの直接制御をテストしなかったためです。しかし、このデモンストレーションは私と同僚にとって十分に印象的だったので、この分野でのさらなる実験が計画されており、個人的にはインゴは実際に驚くべき結果を出したと考えています。これについては、このデータシートに署名した他の観察者からも多くの同意があります。
「西海岸にお越しの際は、私に連絡していただければと思います。そのことやその他のことについて、仕事上の話を交換できます。」
手紙にはグラフとともに「観察」に関する完全なレポートが同封されていた。
ハルは私に走り書きしていた。
「インゴ、私は情報を広めている。今日だけで 10 部が配布された。多くのエージェンシーが興味を持っている。」
インゴからハルへ、7 月 15 日
「ハル、あなたが作成した資料を送ってくださりありがとうございます。皆が感銘を受けています。プロジェクトの成功をお祈りしています。ところで航空運賃の払い戻しはまだ受け取っていません。何かのご都合で遅れているのでしょうか。」
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