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ルー・エリゾンドとリモートビューイング(6)

ジーンはよくルーにこう言っていた。
「君のような才能を持つ人はめったにいない」
「私には才能はない」とルーは言った。
「いや、君には才能がある!」

ルーの見解では、現実には大半の人間がリモートビューイング能力を持っている。めったにないのは訓練であり、才能ではない。

それは話し言葉が発達する前の初期の人類が頼りにしていた痕跡的な能力だとも言われる。家庭のペットは、他の動物が脅威かどうかを判断するのにこの第六感に頼っている。人間も言葉を持つようになる前はこの能力を使っていたかもしれない。

人間は言語を進化の偉大な成果とみなしているが、もし言葉なしで他の人とつながることができたらどうだろう?遠く離れた場所どうしでもリモートビューイングは可能なのだろうか?

ルーは、リモートビューイングの最高の実践者インゴ・スワンが驚くべき成果を上げたことについて述べている。

あるセッションで、スワンは木星をリモートビューイングしたと主張し、その非常に薄い環について説明したが、それは何年も後に無人探査機によって発見され、確認された。

リモートビューイングの興味深い点は、悪意や個人的で利己的な利益のためにではなく、純粋に善意のために使用しなければならないことだ。カルマと呼ぶか他の何かと呼ぶかはともかく、リモートビューアーは皆、何らかの方法でこれを学ぶ。彼らがそれに従うかどうかは別の問題だ。

リモートビューイングは軽蔑されるべきではなく、科学に値するものだ。しかし、偏狭な狂信者が押し寄せ、「スターゲート」は踏みにじられた。プログラムの末期、「スターゲート」のメンバーの1人は、政府がこの計画への出資に反対した理由を聞いて唖然とした。彼の上司は「君は悪魔の仲間と一緒に働いている」と言ったのだ。

「スターゲート」は資金を失ったが、実際には、政府と軍は機能するツールの使用をやめていない。なぜ止めないのか? 仮想敵国がその使用を止めないからだ。プログラムは単に移動して名前を変えるだけだ。

ルーの過去の職歴を知っているのは、ジョン・ロバートのような親しい友人だけだった。ルーはジョンにリモートビューイングの方法を教え、彼はそれが非常に得意になった。

ルーは、「私はリモートビューイングについて本を一冊書けるほどだが、重要なのは、私が自分にこれができることを知り、それが私の軍の任務に貢献できることを知ったということだ」と書いている。

終わり

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