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米国UFO告発者デイヴ・グルーシュの独占インタビュー(抜粋)
今年の7月、米国議会の公聴会で政府によるUFO機密について告発したデビッド・グルーシュ(DAVID GRUSCH)は、11月11日にイタリアのトーク番組に出演し、今後、回収された異星人の遺体に関するさらなる詳細を公表する予定であると発言し、回収された遺体の数は 2桁に上ることを述べた。また、彼の知る限り、1933年のイタリアでの墜落事故では遺体が回収されなかったと述べた。
番組はこちら(ただし音声がイタリア語)
今日は、アメリカの新聞「カウンティ・ハイウェイ County Highway」が掲載したデビッド・グルーシュの独占インタビューの翻訳(抜粋)を紹介する。
グルーシュの生い立ちや告発に至る背景、今後の活動の見通しなどについてその一部が明かされているとともに、彼がどういう人物なのかを知るうえで興味深い内容となっている。
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UFO告発者デイヴ・グルーシュとの独占インタビュー(抜粋)
ウォルター・キルン
(「County Highway2023年9・10月号」)
デイヴ・グルーシュは36歳、元諜報機関職員、空軍将校、宇宙や衛星に関する大統領顧問の仕事をしてきた。
彼は最近「UFO告発者」として議会で証言して有名になり、ケーブルTVはじめメディアに引っ張りだこになった。警告やら脅迫やらあらゆる物事を経験し、プライバシーを守ることを何よりも重視するようになったという。
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彼のトラブルは数年前に政府機関が保有する「非人間知的存在(NHIs:Non-Human Intelligences)」とその乗り物に関する情報の調査を上官に命じられたことから始まった。
グルーシュは試行錯誤しながら4年間調査に従事した。それまでの勤務経験からある程度見当はついていたが、断片ばかりで全体像がつかめなかった。欺瞞や虚偽が多く、調査は困難を極めたが、結局40名の関係者にインタビューした末に判明したことは、異星人が以前から地球に来ており(その期間については彼は答えなかった)、いくつかの宇宙船を政府が保有しており、その保管場所は厳重な秘密とされている(グルーシュはその場所を知っていると主張している)ということだ。
異星人の生物的情報も知ったが、まだ自由に公開することはできないという。ただいくつかの形とサイズがあることは示唆した。彼が知ったのは、これらの存在は人類に友好的ではないかもしれず、せいぜい無関心であり、互いに敵対するグループに属している可能性もあるという。
グルーシュはまもなく、おそらくこれから一年のうちに、もっと多くのことが明らかになるだろうと言う。もっともUFOの世界ではそんな話は日常茶飯事ではある。
だがその過程は速まっているという。彼の告発を合法化する方向に向けて動いており、これまで宇宙開発の分野で明らかにされてこなかった物事の証拠が出てくるだろうと言う。
彼が議会で訴えたかったことは、これらの高度な技術の軍用化のために秘密に進められている「プログラム」を長年にわたって隠蔽してきたことにより、アメリカ政府とこれに関連する企業の深刻な腐敗を招いているということだ。それは適切な監視なしに行われており、隠蔽のために殺人を含む犯罪行為が行われてきたという。
グルーシュはピッツバーグでリンカーン・マーキュリーのセールスマンだった父親の下に生まれ、家族の中で最初に大学に進学した。彼はピッツバーグ大学で物理学を学んだ。
彼が育った社会は不景気で先行きが不透明だった。破産を経験し、食料配給、教会の食料配付などに頼ることもあった。そんな生い立ちが彼の眼を遠い宇宙に向けさせた。
「子どもの頃が悲惨だったせいで、スター・トレックや軍隊関係のことに引き付けられるようになった」と彼は語る。
「天文学にも興味があった。十代の頃に天体望遠鏡を手に入れ、土星やらさまざまな星を観察したものだ。大学では観測所で働いた。よく訪れる人たちを夜空の観光ツアーに案内したものさ。プラネタリウム・ショーの演出もしたよ」
「プログラム」についての質問に対するグルーシュの態度は極めて慎重だった。彼は質問に対してしばしば沈黙したが、その沈黙はさまざまな意味に受け取れるものだった。たとえば、「その存在達ははるか古代の時代から訪れていたのだろうか」という質問に、彼はじっと山を見つめたが、それは肯定のように見えた。「我々は独りではない」「彼らから見れば我々はチンパンジーのようなものかもしれない」とも言った。
彼の最も示唆的なコメントは、「プログラム」のもつ文明的歴史についてだった。私が、長年にわたって秘密を共有することがインサイダー達の間にカルト的な誇大妄想を生み出す傾向について語ると、グルーシュは「グノーシス主義の傾向」について述べ、私の言うことには一理あると言った。
「彼らは、自分たちが門番だと思っている。原理主義的な宗教観を持つ人々もいて、宗教的な恐怖を持っている。彼らは物事を明らかにすることを決して許さない。非人間知性(NHI)が悪魔の使いだと考えている人々もいる。」
「ワシントン・ポストが僕を攻撃している」と彼は言って、スマホのニュースを私に読ませた。それはニュー・ネイションというケーブルTVがグルーシュとのインタビューを行い、NHIの特集に時間を割くようになったことを、視聴率稼ぎだと批判している。
二人でピザを食べた後、彼は議会関係者から電話を受け、10分ほど公園の中を歩き回りながら通話をした。額にしわを寄せながらしきりに頷く彼の姿を眺めているのは、ちょっとしたスリラー映画を観ている気分だった。
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山を流れる川のほとりを歩きながら、彼は軍事的な秘密の仕組みを教えてくれた。政府にはNHIに関する真実を隠し通せるほどの能力がないという一般的な考えを彼は否定した。
「プログラム」の一部を既存の「ブラック・プロジェクト」や「SAPs(特別アクセス・プログラム)に断片的に埋め込むことによって、その企ては視界から消え去る。そこで働いている人々にさえ、星や惑星を見る人に銀河が見えないように、全体を見ることができない。
でも、と私は言った。大統領は知っているに違いないし、CIA長官やその類の人々は知っているだろう。
「そうとは限らない」と彼は言った。
私は誰が一番知っているのかと訊ねた。
彼はオフレコでその人物の名前を挙げた。それは二十世紀後半の政界で畏怖されている人物ではあったが、私が予想していた人とは違った。
「ただの推測だけどね」と彼は念を押した。
私は「こういう会話をしていると気が狂いそうだ」と言った。
「僕の世界にようこそ」と彼は言った。
繊細な話題に移った。最近の「インターセプト」誌の記事は、グルーシュの人生の困難な時期について取り上げ、彼の精神的な健全さを疑問視していた。
数年前、ヴァージニア州に住んでいた時、彼はアルコール依存症に陥り、自殺を企てたことがあった。彼は更生施設で72時間を過ごした。それは彼が政敵からの密告と信じている出来事の後に起こったと記事には書かれていた。
彼は、飲酒の出来事があったのは確かだが、記事に書かれているほどひどいものではなかったと語った。
多くの軍人がそうであるように、彼もトラウマに苦しんで生きていた。彼はそれを忘れるために酒を飲み、強い酒をアヘンのように使った。それは彼の家系に共通するトラブルであるという。治療を受けた後は、その時期は過去のものだと感じている。彼の早口の中には陰鬱な調子があって、それは私自身のアルコール依存の経験から分かることだった。
彼もまた誰もがそうであるように欠点を持つ人間である。だが、彼の機密調査に関する話が単なる演技だとは私には思えなかった。アフガニスタンの兵役でターゲットを火だるまにしたことを思い出しながら、彼は新しい人生の使命を見出したのである。それは、宇宙で孤独な存在ではないにも関わらず宇宙の「封建的支配」を目論む愚かな人類を目覚めさせることだ。それは彼にとっての贖罪であり、彼自身の道徳的回復でもあった。同時に彼はその戦いを楽しんでもいるように見える。
議会の証言でスーツを着たときにはちょっと変な気分だったと打ち明けた後で、「僕の本心は軍人なんだ」と彼は言った。そして見えない銃を構えて、敵を掃討するときの仕草をした。戦争中一番気に入った同僚は? との質問に彼は「ドイツ人とイギリス人だ。彼らはきちんと仕事をする」と言った。「モンゴリアンもそうだ。」彼らは彼の知る限り最もタフな連中だった。
夕食にはグルーシュの妻ジェシカも加わった。結婚して7年になる。オハイオ州出身、元空軍看護師で、彼女自身もアフガニスタンで働いていた。静かで礼儀正しくユーモアのある女性で、彼女の存在が平衡と平静をもたらしていた。
グルーシュのマニアックな気質の話になったとき、彼は「若干自閉症の傾向がある」と診断されたことを明らかにした。彼は「誰かの誕生日を覚えておく」ような社交的なことを忘れがちだと言った。彼が妻の方をばつの悪そうに見ると、彼女は許しのまなざしを送った。
「僕はいつもミッションをコンプリートするんだ」と言ってグルーシュは分厚いステーキに目をやった。「こいつもコンプリートしてやる」
夕食後に暗闇の中を去っていく車の後姿を見つめながら、私はこの若者は決して引き返さない―引き返せない―人物だと確信したのだった。