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ドラゴンボールカカロットいい出来だよね
声優さんが交代してるとか、大事なシーンがカットされてるとか、戦闘がちゃちいとか色々あるけど素晴らしい出来だったと思う。
ゲームのタイトルでも分かる通り、カカロットとはつまり、ベジータから見た悟空。つまりベジータ視点での作品作りが見て取れる。
ドラゴンボールが終わってからのベジータ人気の上昇は凄かったと思う。
それは当時少年だった読者が大人になり、ドラゴンボールをもう一度見た時、悟空とベジータどちらに感情移入が出来ると言えばベジータなのだ。
当初努力の下級戦士だった悟空は、もはや作品が終わる頃には負け知らずの天才だった。対照的にベジータは悟空を輝かせるだけの影、ギニュー特戦隊の時は悟空に助けられ、フリーザに負け、18号に負け、セルに負け、パーフェクトセルに負け、ブウを止める事は出来ず、正直ひどすぎる扱だ。
それでも、ネタ抜きにベジータの評価は近年さらに上がっていると思う。
上記の感情移入の話になるが、負けて努力して、報われなくて心折れてないて、人情と親心を得て、漢のプライドは捨てない。
今度は悟空が神の精神状態過ぎて好きになれないという逆転現象すら起こったと思う。
ドラゴンボールという作品を見ていくと、途中で主人公は悟飯へ変わり、セルを倒して綺麗に終わるという見方も出来る。
だがこれを無理に続けた場合、どうも悟飯が主人公では少々頼りなくなってしまった。ブウ編はかなりの迷走だ
天下一武闘会は途中で終わるし、運命を託されたと言っていた悟天とトランクスもやられてしまう。重要なワードとして出てきたZソードは折れて、長い長いパワーアップをした悟飯はやられてしまう。
結局の所、悟空とベジータが合体して戦って、それでもひと悶着あってやっと最終回となるわけだが、ブウ編で一番盛り上がったのは世代交代したはずの悟空とベジータの合体だから流れとしては迷走と言わざるを得ない。
お調子者のゴテンクスも、頼りない悟飯も主人公としては不適格と言う烙印を押されたのだ。
と言う事で長くなったが、ドラゴンボールカカロットというゲーム、非常にベジータが優遇されている。あれだけの名シーンを作ってきたのだから、本作の主人公と堂々と言える
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