【Mリーグの日記】石橋の涙は本当にMリーグ屈指の名シーンなのか
反響が大きかったセミファイナル最終日
ポジティブな意見では
感動した
麻雀で泣くって凄い事
熱い戦いだった
ネガティブは意見では
プロが負けて泣くってどうなん
これで感動は解釈違い
石橋が弱かっただけ
これはどちらも正しい
違うのは受け手の立場や知識量、人生観。
それによって受け手の中での答えが変わるのみ。
ここからはMリーグを四年間リアルタイムで観た一般人の考察になります。
下地 Mリーグ前、麻雀プロは将棋を目指していた
ピラミッド型のリーグ戦、派手な演出をしない、スーツを着て対局
これらは麻雀プロが将棋を目指してやって来たことです
しかし、現実的には地位向上は進みませんでした。団体の細分化、麻雀プロが対局だけで食べていく難しさ、それによる麻雀プロのプロ意識の欠落、技術向上のモチベーション低下、営業優先、プロの賭場行為、よって地位向上が進まないという負のループ
そういった30年以上の停滞、現状打破として生まれたのがMリーグ
Mリーグ誕生 マインドスポーツとして
Mリーグが画期的だったのは将棋を捨てた事でした。
つまり麻雀界の積み重ねをリセットし、新しい秩序、方向性を打ち立てました。
ライト層の取り込み
宣伝、マーケティング
演出(ユニフォームなど)
勇気ある決断でしたが、視聴数毎回100万近いというのは、これまでの麻雀界のキャパでは成し遂げられなかった、大成功と言って良い数字です。
そういった下地、バックボーンがあった中での四年目石橋の涙です。
台本無しの真剣勝負だからこそ生まれるドラマ
私は、サッカーや格闘技のように、真剣勝負だからこそ負けたら泣く。それこそMリーグが目指している方向性の話と思いました。
これは伝わるか分かりませんが高校野球の感動、ドラマ性に近いのではないかと思います。
最初に書いたようにMリーグは毎回賛否両論が起こり、産まれたてのリーグがどういう方向に進むか試行錯誤している段階です。
ドラマ性重視のやり方はおかしいんじゃないかという意見もよく分かります。
私自身も放送時間の長さ、システムの不備、技術的物足りなさなど不満を抱えていますから。
技術的物足りなさとは、将棋のプロが王手飛車取りの見逃しとかやってたら萎えるというような話です。
嫌いなら観なければ良いと言うのは簡単ですが、可能な限り万人が納得する、面白いと思えるコンテンツに成長して欲しいですね。
そして重要な事ですが、Mリーグは他のコンテンツと比較しても大きな伸びしろを持っています。
それは麻雀ユーザーのMリーグ視聴率の低さです。
麻雀を知ってる、やっている人の視聴率が低いにも関わらず既に100万再生するMリーグのポテンシャル。伸びしろでしかありません。
石橋の涙は?に対する個人の見解は、四年間思い出しちゃって私も泣きましたよ、ええ。
結局どこが強いの議論
渋谷アベマズ
ソフトバンク並に1強
レギュラーシーズンという最も信頼度が高いデータが出た後に短期決戦で優勝チームを決めるなんて事をやるからおかしな事になる。
これは野球のクライマックスシリーズにも言える。
2年目でパイレーツが優勝したのも、クライマックスシリーズで3位ベイスターズが勝ち上がって優勝です!に近い。2年目に限らず毎年このパターンか。