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韓国の競輪場に行った話(in 釜山金井競輪場)

最近数ヶ月に一度くらいで韓国に行っています。
多分、またすぐに行きます。メインの行き先はカジノなわけですが。

それと他にも行きたいと思っていたのが競輪場。
車券が買える競輪場は日本と韓国にしかないらしいと聞けば、
一度は行ってみたい、そんな感じでした。

あまりネットには情報はありませんが、とはいえ調べればいくらでも出てくるいい時代。
韓国には現状3つの競輪場があるようですが、今回行ったのは釜山金井競輪場という釜山の北にある競輪場、老圃駅という地下鉄駅の最北端、というか多分終点が最寄り駅。
そこから歩くこと20分か25分くらい、そういえば競輪場に行ったのは夏本番ちょっと前という気候、結構きつかったです。
競輪場らしく最寄り駅からバスがあってもよさそうですが、見当たらなかったのでないかもしれません。

最寄り駅にはちゃんと競輪の案内が、読めませんけど

結構歩いて辿り着いたわけですが、これがなかなかきれいな競輪場。
というか他種目競技場みたいなデカい敷地内の一画に競輪場がある感じ。
日本で奈良競輪や小松島競輪を見た人間としては、これが競輪場かよって真面目に思っちゃいましたね。

競輪場外観
なんかきれいなテニス場もあるエリアでした

入り口からスルスルと入ろうとしたら止められます。
入場料が必要らしいのですが韓国語わからず、日本人だけど入れますかと受付の可愛い女の子に伝えたところ、スマホで通訳しながらチケットが必要と伝えてくれる暖かさ。確か1000ウォンだったような。
この応対、日本の競輪場では無理でしょう。明らかになんで日本人が来てんだよっていう感情は見て取れましたが。

そして中に入ってもびっくり、日本で言えば松山競輪とか結構きれいな競輪場ですが、それより数段きれい。客層も日本より若くて身なりもしっかりしていて、人生の落伍者がやる日本の競輪と立ち位置が違うんだろうなというのが率直な感想。


探すのに苦労したマークシート、合理的な位置
各所にスマホ充電できるエリアがあります
特観ではなく、普通の席
人の入りはそこそこ
競走得点は日本と同じだったらA級、でもどうなのかな
どこと比較するかですが、まあまあきれい。

肝心の韓国競輪ですが、そもそも選手は誰一人知らず。
そしてライン戦ではなく競技ケイリン。怖くて単勝しか買えませんでした。
なんなら小銭でしか買えませんが、それでもなかなか楽しいのが競輪。
これは日韓共通ですが、ヤジというか声援というか、これが凄い。
日本の競輪のヤジではなく腹から声が出てる感じ、咆哮というべき声量。
ちょうど買った試合では単勝1.3倍の選手が差されて負けてましたが、
各所でため息とともに声が上がってました。
大体こういう時に出てくる言葉は日韓共通でしょうね、言葉は丸っきりわかりませんがニュアンスは嫌というほどわかるのが面白い。
多分毎度逃げてはズタボロに差される奴とか、着だけ拾う奴とかいるんだろうな。
それと場内で車券を買うときは、昔の日本みたいに穴場に手を突っ込む方式、券売機のようなものはありません。もしかしたらネットで買えたりするんでしょうか。そしてこれまた韓国、車券の販売窓口にいる女の子もきれいな人が揃っている。なぜここでこんなに凛とした美人さん置いてんだろうなと思いつつ、恐る恐る現金とマークシートを置けば車券を渡してくれます。

100ウォンから買えるようです
マークシート、何書いているかなんとなくわかるのが不思議

異国で競輪やる、それで悦に入るって時点でなかなかの落伍者っぷり。
結構楽しいですけど。

でも、多分韓国の競輪場に行く日本人って0人じゃないでしょう。
もし韓国旅行中に暇で暇でしょうがなくなったら、釜山から足を伸ばして行ってみてもいいかもしれません。得られるものがあるかわからず、失うのは時間だけじゃなくて金って可能性もありますが。

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