非合理的な判断

先日、「◯◯さんを紹介して欲しい」と言われたことがあり、その方に「▲▲の人がお会いしたいようだけどご紹介してもいいですか?」と聞きました。
その方は、普段はあまりそういった形では仕事には繋がらないので会わない、ただし今回はあなたの紹介だから会うよ!と言ってくれました。

僕は独立したての時は、とにかくご紹介は断らず会いに行ってました。相談に乗って欲しいみたいだよ、と言われてはい!よろこんで!と元気に乗り込んだりしていました。
しかし、こういうケースは確かにクライアントにはなりにくかったりします。ひどい時には情報だけ聞き出されて、勉強になりました!みたいなこともありました。
なので、冒頭の方の気持ちはすごくわかります。
とにかく時間がもったいない、そのための移動すら面倒だと思えてくるんですよね。
他にやらないといけないことあるのに今日の飲み会なんでやるんだっけ?と。

その後しばらくは、いかに生産的に費用対効果の高い動きをするかを意識するようにしてました。論理的に自分にメリットがあるか、その費用対効果は高いかを軸に判断してました。

でもよくわからないところにご縁がある

でも、やっぱり後からそういう方から忘れずに連絡をいただけたり、費用対効果が悪いなと思った活動から素敵なご縁が生まれたりすることが出てきました。
また、もっと引いて考えれば自分のクライアントにならなくても、お会いして話したことが少しでもその方に貢献できているのであれば良いことじゃないかって思えるようになりました。

そこからは、必要とされた時にはいつでも飛んでいけるようでありたいなと思うようになりました。
それは僕が暇でありたい理由でもあります。暇を、余白を持ってないとそれができません。

このことに気づけたきっかけは何なのか忘れてしまいましたが、生産性をつきつめた場合、それは理論的に導き得る結論にしかならず、確かに高い成果をもたらすかもしれませんが、想像以上を引き出すことはありません。

それであれば、たまには外れ値、少し非合理なことをしないと想像を超えた世界なんて実現できないなと思ったんです。

当面の目標は、意思決定の30%は今までの自分だったらしなかった方、にしようと思っております。

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