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ケズリカケ(ケズリバナ)を作る
木の皮を剥いで、薄く削る。
紙のように薄く薄く削ると、クルクルする。
これをケズリカケとかケズリバナとかいうらしい。
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上は私が初めて作ったケズリカケ。本来は、上手な人が作ればもっとクルクルするものらしい。
神社でお祓いに使う、アレに似てる。
と思ったらやはり古くは御幣の代わりに使われていたとのこと。
実際に作ってみると、とにかく白い。というか明るい。ケズリカケ自体が発光しているかのように明るい。蛍の光、窓の雪、ケズリカケ…。
これは、何か神聖なものと感じてしまうのも無理はない。
私が習ったのは、御幣として使われていた時代よりもっと下り、神奈川県秦野地方にて小正月の飾りとして飾られていたケズリカケの作り方だった。
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こちらが民家園に復元されたケズリカケを含む小正月の飾り。床にも棚の上にもケズリカケが配置されて大変華やかだ。数年前にこの飾りは廃止してしまったとのことで、現在ではもう見られない。