2/11出資馬出走レース予想〜洛陽S

阪神11R洛陽S
◎ピースオブエイト
△フラーズダルム
△ジャスティンスカイ

ピースオブエイトの前走は最終追いでCデムーロ騎手が一杯に追い、キャリア最高の時計を計時。これを本格化と見た人もいたが、実際には調教をやり過ぎたことで馬にスイッチが入ってしまい、前進気勢が強くなりすぎた。直前の金土に17-17を施す異例の調教過程からも陣営の苦心っぷりが見てとれた。レースは見ての通り、みなぎる前進気勢で先頭に立ったが、ファルコニアがくると再度リキんでしまい、体力を消耗。最後は苦手の坂で止まった。それらを考慮しても向こう正面向かい風をモロに受けながらGⅠで0.5差9着は普通に強い競馬だったと見る。
今週の調教はムルザバエフ騎乗でオープン馬スタッドリーと併せ馬。タイムも6FとはいえマイルCSとほぼ変わらない時計だったのでヤバいと思ったが、終始馬なりでのもの。この点からヤリすぎの心配はなく、単純に「スクリーンヒーロー産駒が4歳になって目論みどおり覚醒した」と見て良さそう。まあつまりモーリスだよってことです。
今年はアートハウス、ボルドグフーシュ、そしてピースオブエイトのスクリーンヒーロー黄金世代がいよいよ本格化を迎える年であり、老いてますます盛んなウインカーネリアンやウインマリリンなど晩成持続型の成長曲線に期待したいところ。トップハンデだろうが今回のメンバーには負けられない。単複。

他の馬見解
ジャスティンスカイ
秋色Sは文句なしにハイレベルの競馬で能力高い。前走はスタートも決めていいテンのスピードも見せているので、決して追い込み一辺倒の馬ではない。しかしながら大型馬かつストライドも大きいので、ここ2走の快勝が東京競馬場の外枠でノーストレス競馬、という点は見逃せない。今回少頭数は歓迎も阪神の内枠替わりの開幕週でどうか。同馬主の兼ね合いがあったが東京新聞杯で見たかった馬。

オニャンコポン
初マイルとなった京都金杯で前詰まりの6着。不利がなければ…と評価されているが、勝ち馬同様インベタ競馬をしているし、ハンデにも恵まれていた点は見逃せない。冬の中山2000で勝ち切るように、理想はタフ馬場の体力勝負で今回ハンデの恩恵なく、位置も取れないレースぶり。目標レース除外で調整過程にも疑問符がつくなら明確に軽視。

サウンドビバーチェ
昨年の3歳牝馬路線はナミュールとスタオン以外あまり評価していない。紫苑Sは低レベル戦(勝ち馬はGⅠ馬になったけど、馬場恩恵ありでカヨウネンカと0.2差は微妙)だし、秋華賞にしても特に不利等はなく、強さは感じなかった。マイルはいいのかもしれないが、早い上がりも持ってないし、ここまでの着順は純粋に位置取りが良かっただけという見方。軽ハンデと開幕週位置が取れるというだけでこのメンバーで人気するなら普通に嫌いたいが。

フラーズダルム
元町Sの勝ち方が秀逸で2着ゾンニッヒに0.3差は、秋色Sで対ゾンニッヒ0.2差のジャスティンスカイを上回る。12頭以上の多頭数競馬【1-0-0-7】、12頭以下【3-2-2-3】と今回は好走する条件に合致。また、53kgはさすがにハンデに恵まれすぎており、買い要素は満載の馬。


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