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未経験だけど歯科医院で働いてみたい人へ

なぜこんなテーマで投稿しようと思ったのかと言うと、
私のyoutubeチャンネルには、未経験で歯科助手を目指した方からのコメントが、多く寄せられます。

大半が、「覚えることが多くて、辞めたいです!」
というコメントです。

実は、私も短大生の頃に歯科医院でアルバイトを始めたのがきっかけで、
歯科衛生士になりました。

1冊のノートを渡され、
「1週間後にテストするから、覚えてきて!」
と、言われました。

それからは、必死で覚えました。

さて、そのノートに何が書いてあったかと言うと、
例えば、RCT根管治療と書いた後に、使う道具がズラズラと書いてありました。
絵も書いてありましたが、決して上手とは思えないような絵でした。

どうやって暗記したのかは、自分でも覚えていないのですが、
その後もアルバイトを続けていたのですから、
1週間後のテストには、パスしたのだと思います。

パスしたからと言ってなんでもできる様になったわけではなく、
先生が必要とする道具ではない道具を渡して、
道具を投げられたことは、数えきれないほどありました。

今じゃあ、考えられないですよね。
でもね、昔はいっぱいいたんです、このタイプの先生。笑

どんなことに気をつけて、歯科医院を選べばいいのか。

早速本題に入ります。

どんなことに気をつけて歯科医院を選べばいいのかと言うと、

できればオープンの歯科医院を選びましょう。

なぜかというと、

  1. とりあえず、スタッフ全員が一緒のスタートを切ることができるからです。(ここで、なぜとりあえずと書いたのかと言うと、スタッフの中には先生が以前勤務していた歯科医院から引き抜いた人がいることがあるからです。)一緒のスタートを切ることができることで、スタッフ間の上下関係は最小限に抑えることができます。

  2. オープン時の場合には、器具をワゴンに入れたりの作業もありますので、器具の置き場所も覚えられます。

  3. オープン時は、なんといっても時間があります。動き始めている歯科医院では、次から次へと患者さんが来るので、わからないことを時間をかけて教えてもらうなどできません。その点、オープン時は患者さんを受け入れる前だったり、患者さんが来るといっても、最初からわんさか予約が入っていることもないので、余裕を持って働くことができます。

と、言う理由で、まずは、オープンの歯科医院を狙いましょう。

次に、何を基準に選ぶのか?

ここで、歯科衛生士にならば、
どんな考え方をした先生なのかを、探りましょう!と言うところですが、
未経験の歯科助手さんには、わかりませんよね。

そこで、
自分が患者だったら、こんな先生に診てもらいたいなと、
思うような先生かどうかを、探りましょう。

これって、多分なんとなく馬が合うかなと、思えるかどうかです。

先生もそれぞれ性格がありますが、
皆さんだって、性格が違いますよね。

例えば、せっかちな先生は、のんびりおっとりした人を、のろいと感じるし、
おっとりした先生は、しゃかしゃか働く人を、落ち着きがないと感じます。

これは、感じ方の問題で、どちらが悪いわけでもありません。

それなのに、「のろいね。」なんて言われると、悲しくなりますよね。

だから、面接に行った際には、先生がどんな速度で歩いてくるとか、
バタバタとしているとか、のんびりしているとか、
よーく観察しましょう。

それから、他のスタッフも同じです。

何歳くらいの人が、何人くらいいるのか。

パッと見て、同じクラスにいたら仲良くなりそうな人かな的な目線で、
観察します。

余裕があったら、1人の患者さんを何分で診るのか聞いてみてもいいかもしれません。大人の患者さんで、30分に1人は、結構忙しいです。

未経験の人にとって歯科医院の忙しさは、辞めたくなる理由になりますので、頭の片隅に入れておきましょう。

歯科医院と言っても、色々な科があります。

未経験の人にとって、歯科医院はどこも同じに感じるかもしれませんが、
実はそうではありません。

皆さんも歯科矯正専門の歯科医院は、よくご存知と思います。

最近は、インプラントや、小児歯科、口腔外科など、さまざまな専門の歯科医院もあります。
少しでも、興味があるなら、そう言ったことを基準に選ぶこともいいと思います。
覚えがいがありますよね。

歯科助手の仕事とは、

さて、歯科助手の仕事ですが、基本は同じですが、中には
受付専門、アシスタント専門と、分けている歯科医院もあります。

まずは、受付の仕事をしっかりと覚えてくれればいいというスタンスなら、
受付に集中して覚えることができます。

その辺りを確認するといいかもしれません。

しかし!そうはいっても、就職してみたら話が違っていた・・・
なってこともないわけではないことを頭の片隅に入れておきましょう。

それからもうひとつ、
歯科助手には、やってはいけない行為があります。
レントゲンの撮影と、患者さんの口腔内を触る行為です。

レントゲンの撮影は、歯科衛生士もできません。
だから、あのボタンを押すのは、歯科医師しかできません。

このようなやってはいけない行為を、強要する歯科医院は、ダメです。

しかし、面接でいきなり聞くのも勇気が入ります。

そこで、

「ネットで、歯科助手はお口の中を触ったり、レントゲンを撮影したりはできないとみたのですが、こちらではその様なお仕事をやることはありませんか?」
と、聞いてみるのも一案です。

「こんな面倒くさい事を聞くスタッフは、ごめんだ!」と、
不採用ならそれはそれで、よかったと思いましょう。
採用されてから嫌な思いをする方が、もっと辛いですからね。

このように、少々聞きにくいことほど、最初の面接で確認する事をお勧めします。

年齢によって、選び方は違ってきます。

若い独身の人と、家庭を持っていたり、子育て中だったりする人では、自ずと歯科医院の選び方は違ってきます。

若い人なら、少々家から遠くてもいいですが、家庭を・・・特に子育て中の人は、とにかく家から近いことがベストです。

保育園児や小学生を育てながらとなると、
急に病気になることも、よくあることです。

そうなった際に、気持ちよくお休みさせてもらえるかどうかは、
大きなポイントです。

同じような働き方のスタッフの多い歯科医院ならば、
お互い様・・・と、みんなで助け合っています。
もちろん、いきなり休ませてくれますか?
とは、聞きづらいですよね。

だから、
「子育て中なので、ご迷惑をおかけすることもあるのではないかと・・・。」
と、やんわりと聞いてみましょう。

察してくれる先生なら、
「他にも同じ様なスタッフがいるけど、みんなで助け合ってやっているよ。」
のように、話してくれることもあります。

何はともあれ、自分のことばかり主張するのではなく、
協力する姿勢を、伝えましょう。

今回は、この辺で終わります。

それではまた!




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