「試練」に立ち向かえ
落合里泉、負傷離脱。そんな一方が流れたのは先月末のことだった。
羽田ヴィッキーズの主将であり、名実ともにチームの顔。
そんな彼女がコートに居ない。この悪影響はチームを追いかけている者であれば誰でも頭を抱えてしまう事態だ。先日のエネオス戦も大敗。この状況下でどう戦うのか? チームの底力が問われる、今節の対三菱電機戦となった。
羽田のスターティングファイブは森本、本橋、瀬崎、金本、ワシントン錦。ルーキー2名がスターターを務めるフレッシュな陣容である。
試合の入りは3ポイントシュートが決まるなど、羽田も良いシーンを見せたのだが、次第に相手のオフェンスの対応に後手を踏み始める。
不幸は更に重なる。第1ピリオド途中でなんと瀬崎も負傷交代。落合に続き、チームは主力を更に失うことになってしまった。
踏んだり蹴ったりの第1Qは11-25で終了。第2Qはリバウンドやシュートが改善され次第にゲームにはなってきたが、それでも点差は縮まらず。三菱電気側は常に余裕のゲーム運びだった。
仕切り直しの後半戦。羽田は持ち前の運動量を活かしたパスワークで相手を翻弄。点差は12まで縮み、ファンの期待もこの試合で最も上がったことだろう。しかし、タイムアウト後は三菱電機もしっかり修正し、これ以上点差は縮まることはなかった。
マメな交代で何とか体力の消耗を抑えてきたベンチワークも、第4ピリオドの段階で限界を迎えた。相手の3ポイント攻勢に為すすべ無し。結局60ー95の大敗で幕を降ろした。
残念ながら、落合の穴を埋めるのは相当厳しいというのが現状である。さらに、昨シーズンの長期負傷を乗り越えて復活した瀬崎にも、再び悲しい出来事が襲った(公式発表を待ちたいが、今日の負傷は悲観的に成らざるを得ない)。
本橋・柳瀬の両ガードのゲームメイクは「主力」として遜色ない出来だったし、森本もチームの柱として効果的に得点を稼いでいった。ピッチ、そしてベンチの奮闘は伝わってくる。それ故に、今足りないモノがはっきりと浮かび上がってしまい、辛い気持ちになってしまうのである。
シーズンの折り返しを迎え、羽田ヴィッキーズには最大の危機を迎えようとしている。厳しい現実に目を背けたくなってしまう。でも、奮戦しなければ、この先の道は開けないのだ。そんなことを教えてくれるのも、羽田ヴィッキーズというチームだと思っている
どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)