角運動量保存の法則と目のキャッチ②
こんばんは。
わらし、こと藁科侑希(わらしなゆうき)です。
今回は↑の記事の続きで、コーチ視点で書きます。
「自分の運動を自分の中におさめる」という動作のつりあい
角運動量保存の法則を端的に表すとしたら、「自分の運動を自分の中におさめる」という言葉にまとまると思います。
例を挙げれば、片脚立ちをしたときに腕を広げてバランスをとる、というのもそうですね。
また、歩くときに出た足と反対の手が自然に出ることもこれにあたります。
つまり、バランスをとる、あるいは主運動を効率よく遂行するために、自身の身体の中の調整をすること、と言えるでしょう。
バドミントンを題材とすると、自分のスイングスピードに応じて、ラケットを持っていない手がふりあがる、あるいはラケット側の脚が引き上げられる、ということですね。
トップ選手のいわゆる「キレイな動き」は、この法則にしたがって、運動効率を高めに高めた結果でもあるのだと思っています。
動きのキレを支えるものとして認識すると自身のパフォーマンスの変化も促進できるかもしれません。
目の前のモノを正確に自分が認識して捉えるために
また、別の観点で「目」のお話を授業にて行いました。
この整理をしておくと、シャトルやボールとの距離と、自分の空間認知能力をどう捉えられるかがわかってくるかと思います。
特に、立体視は6m以内では「自力調節しなければいけない」、トレーニングが必要なスキルでもあります。
逆に、6mより遠い場合だと、人間の身体は不思議なもので意図せずとも自動焦点合わせがはたらきます。
つまり、バドミントンで考えれば、コートの6.1mの横幅の<内側で>ドライブをするような、近距離での目の調整【目のキャッチ練習】を繰り返すことで、目の能力を鍛えることができるということです。
あるいは、ショートサービスラインの上にお互い立って行うショートドライブ。
スマッシュレシーブを意図的にいつもの2-3歩前で行うこと。などなど。
このような取り組みで、より目の焦点を合わせられるようになっていくのだと思います。
短いですが、今日はここまで。
それでは。
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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員