その日のコンディションを整える
こんばんは、わらしです。
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-----ここから #10minutes_Writing -----
今日の自分の頭がフワフワしていることもあり、このタイトルで書かせていただくことに挑戦いたします。
アスリートに接していると、その「調整力」に感嘆することがあります。
印象に残っているのは、インカレ団体戦決勝前のアップのシーン。
今の調子があまり良くない、と感じ言葉にもしていた選手が、いつものルーティン中に〇〇をしてください、と言ってきたことがあります。
いつもは全て自分でやるところを、自分に託してきた、という責任もあり全身全霊で対応しました。
この様なことは、トップアスリートの調整としてとてもよくあるのではないかと思っています。
つまり、その日のうちのピーキングを自分の中で確立しているということです。
自分のその日の調子や自分が整えなければいけないことに対して、とても分析的に捉えられ、その対処を「試してみる」ことができる。
そして、感覚的にも「しっくりくる」部分に着地させることがうまいのだと思っています。
現状がいつものパフォーマンスの30-40%であっても、必ず70-80点に引き上げられるかどうか。
これがアスリートやプロフェッショナルな取り組みに求められることなのではないかと考えています。
毎日のルーティンの中で感じること。
あるいは、自分が感覚的に「あれ?」と思った部分を放っておかずに対処できること。
そして、愚直なまでに自分のパフォーマンスを出すところに対して、何をすればいいのかの手段の選択肢を出して、選び取れること。
これらが必要なスキルであり、ピークを持って臨むという現れなのだと感じています。
これらを総括して、《準備》と呼ぶのだと思います。
その準備のために積み上げてきたものを、いかに発揮するか。
また、準備の過程にもそれまでの積み上げが反映されると感じています。
これは、戦術的な駆け引きの場面でもみられる特徴なのだと思います。
相手の得意な戦術に対して、自分が不利な状況になった場合。
その場合に適した、柔軟な対処が必要です。
より具体的に言えば、今までの自分のやってきたことではないことも試してみたり、その場での最善手を探ってみたりすることです。
もちろんこれまでの積み上げありきですが、相手との駆け引きを要する競技では、これが顕著に交わされるのだと感じています。
今の自分にできること・できないことを、自分自身がコンディションや調子というものさしで判断して、選択して、挑戦する。
その本気の駆け引きにこそ人は魅了されうるものであると感じます。
また、これは単に対人競技の場合だけではないかもしれません。
この様に文字を打つことにも、今の調子が悪かろうと、どうやってまとめきるかはスキルの範疇です。
自身での納得のいくものでなくても、「及第点」を探して着地できる様な選択肢と戦術の手札を得たいと思っています。
(1149文字)PCより
-----10分ここまで-----
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それでは、また。
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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。 #西野亮廣エンタメ研究所 サロンメンバー
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員