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40代で始めたバイオリン、ピアノ経験者が感じた違い


40代でバイオリンを始める

私は40歳でバイオリンを習い始め、3年半になります。
小さい頃にピアノは習っていましたが
弦楽器は全くの初めてでした。
これまで何度かオーケストラ演奏を聞く機会があり、
大勢で演奏ができ、
ピアノのように叩いて音を出す楽器ではなく
弓で弾くバイオリンをいつかはやってみたいと以前から思っていました。
引越して自宅前の音楽教室でちょうどバイオリンレッスンが始まったこと
コロナ禍でリモートワークになったことなど
複数の偶然が重なってバイオリンレッスンを始めることになりました。

バイオリンを始めて感じたピアノとの違い

小さい頃はピアノを習っていました。
そのため、私の母国語が日本語なのと同じように
私の母国語(母国楽器?)がピアノなのか
ピアノを基準に考えたり理解することが多くあります。
今回はバイオリンとピアノで強く印象に残っている違いと
共通点についてまとめてみます。

ピアノと比べたバイオリンの相違点

バイオリンは「ドレミファソラシド」から始まらない

ピアノの習い始めは「ドレミファソラシド」から始まりますが、
バイオリンは「ラシドレミファソラ」(ドファソは#)から始まります。
娘はピアノを習っており、簡単なハ長調「ドレミファソラシド」の曲を
一緒にバイオリンで弾こうとすると、
ピアノほど簡単には弾くことができません。

バイオリンは周波数を意識する必要がある

バイオリンはラの周波数を意識する必要があります。
私は毎回スマホアプリを使ってチューニングしています。
アプリでは440Hz、442Hzを選択することができます。
先生はレッスンで442Hzを基準にチューニングしてくれるため
普段も442Hzでチューニングします。
ピアノの場合、毎回チューニングすることもないため
あまり周波数を意識することはありませんでした。
音階の音は普遍的だと思っていた私には衝撃でした。

バイオリンは音の長さをより意識する(4分音符と8分音符など)

弓の動きで音の長さをコントロールするバイオリンでは、
音符の長さをより意識的に扱います。
ピアノは鍵盤を押している間音が鳴りますが、
バイオリンは弓の速さや長さで音の持続を調整します。
例えば、最後が4分音符で終わるときと8分音符で終わるとき、
ピアノの場合は鍵盤を押す長さも音の長さも大きな変化を感じにくいかもしれません。
しかし、バイオリンは弓を弾く長さが明確に変わり、
曲のニュアンスの差もはっきりと感じることができます。

バイオリンは右手と左手の動きが違いすぎる

ピアノは両手で鍵盤を押すという類似した動作をしますが、
バイオリンは左手で弦を押さえ、
右手で弓を動かすという全く異なる動作を同時に行います。
ピアノは両手で異なる音を出す難しさはありますが、
鍵盤を叩く基本的な動作は同じです。
一方、バイオリンは左手と右手それぞれに異なる練習が必要です。
バイオリンを3年習っている私にとっては、
今でも右手と左手それぞれに難しさを感じています。

バイオリンは同じ「ド」にも高め低めがある

ピアノの各鍵は固定された音程を持ちますが、
バイオリンでは同じ音でも指の位置をわずかに変えることで、
それぞれの音を微妙に高めたり低めたりできます。
曲の部分によって「ド」でも少し意識して高めに弾くと
明るい感じになるなどアドバイスをいただくことがあります。

ピアノと比べたバイオリンの共通点

リズムやトリルの練習の仕方

バイオリンもピアノも速く音を出そうとすると
指が思うように動かないことがあります。
そのような時は、どちらの楽器でも
様々なリズムパターンで練習します。

苦手なフレーズの取り組み方

苦手なフレーズがあるとき、
ゆっくりしたテンポから始める、
フレーズを小さい単位に分けて練習、
苦手な部分だけ集中的に練習するなどの取り組み方は
どちらにも共通しています。

まとめ

楽器の扱い方や演奏方法については違いが多く、
驚くことばかりでした。
一方、上達するための練習方法やコツのようなものは
記載のこと以外でも共通点があり、
無意識に活かすことができていました。


*バイオリンについては以下のような内容も投稿しています。



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