名前が4つ
おはこんにちはー
さっき起きたばかりですがもうお昼ですね・・・
ブランチしながら、いただいたカタログギフトを眺めております。
何かをしていると、何かをはっ!と思い出す体質でして。
今日は、名前について、とあることを思い出しました。
南米、と日本人はひとくちに言ったりしますが、
メキシコは北アメリカなんです。なんかあっつーいってイメージ
あるかも?ですが。
まあ、ラテンアメリカ全般を「南米」って言い表す人もいて
ちょっと詳しい人なら、中米ってカテゴリーもご存じだったりします。
ざっくりいいますと、英語圏のアメリカ(USA)とカナダは北米の英語圏。
メキシコ以南はラテンアメリカ(スペイン語圏)となります。
まあ、なんで公用語がスペイン語になったかは、興味ある方は調べてみてください。USAやカナダの西海岸の地名、例えば「ロスアンジェルス」は
los angels(ロス・アンヘルス)っていう語からきてまして、losは複数形の冠詞で天使’s(複数)っていうスペイン語の意味から由来しています。あの辺りは、ラテン系民族がたくさんいるんですよー。
そのラテンアメリカの人々の名前はちょっと複雑といいますか
日本人にはなかなかピンとこない部分があります。
まあ、たくさん書くと大変なので、とりあえず
Anita gonzalesのように名・姓と表記することもありますが
実際は
Anita Mariana Gonzales Velasquez(あにた・まりあな・ごんざれす・べらすけす)っていう名前だったりします。
名にはセカンドネームがあり、おばさんの名前からもらった、なんてのが一般的で。姓は、両親の苗字を名乗ります。つまり、ごんざれすがお父さんの苗字で、ベラスケスがおかあさん(結婚したらde [旦那の苗字]とつける。de=~の【所有格】)。
ここまでは、ほぅ・・・と思うところですが
彼女の弟は
Antonio Nicolas Cedillo Velasquez (あんとにお・にこらす・せでぃじょ・べらすけす)
あれ???3番目違うけど?
そう。お父さんが違うのです。結構、兄弟4人で全部お父さんちがーう
なんてことも少なくないわけで。5回離婚?ふつーね!
なんだそうです。
つまり、名前をみたら一目瞭然なので、その人のおうち事情が
わかっちゃうわけで、あちらも隠したりしません。その代わり、こちらから尋ねるなんて、野暮なこともいたしません。自分から言ってきた場合は
そうなんだね~って聞いてあげることはよくあります。
しかも、すごいのが
お父さんとお母さんが離婚をしました。各々新しいパートナーと
一緒になりました。夏にガーデンぱーりーをするので、みんなきてー
と、お父さんの新しい家族と、お母さんの新しい家族が
みんな勢ぞろいで、ぱーりーするという・・・日本ではちょっと考えにくい場面は、ラテンアメリカではそんなに驚くことでもないようで。
しかも、各々連れ子さんがいるので、どの子がどの親でぇ??
なんてこともあったりして
そういうわけで、実子でも連れ子でも隣の子でも
こどもはこども。大事なこども。大切な命。ってんで、こどもを
一番に考える雰囲気が、ふつうにあります。
こどもたちも親の新しい人生には抵抗を示さない場合も多く
みんなで幸せシェアしましょう、的な考えがベースにあるようです。
まあ、基本キリスト教(カトリック)なので、人間は罪を侵すので
告解することで、神様から罪を赦してもらうという考えがある
そういう文化です。
あるとき、びっくりしたことがありました。ラテン人たちのWEB管理をしていたことがあるんですが、ぱーりーの写真をWEBに上げてシェアしたところ
ある南米の女性が興奮気味で連絡をよこしました。
あの写真削除しろ!と。(ほかのはいいんだって。どんどん出して、と)
なんでかって確認したら、かがんでいるので、胸の谷間が見えている!
わざとやったんだろ!というのです。
え?拡大しないとわからないから、チェックミスです。ごめんなさい。
と、送ったら、私だけに謝っても意味がない。グループメールで
みんなに謝ってくれ。あなたが悪意がなくてやったということを
みんなに公示して!
っていうんですよ。ほへぇ~って思いました。
つまり、私が悪意をもって、この女性の胸谷画像をアップしたんじゃない。
私たち二人は仲が悪いわけじゃない!たんなるエラーだ、ということを
言ってほしいのだと(人からいじわるされるような人間じゃないということをアピールしたい模様)。
いや~。スペイン語の勉強になりました。はい。ちゃんとみんなにわかるように書かなくちゃいけないから、ネイティブチェックしてもらってから
グループメールに投稿しました。
しかも、ちょっとバツが悪いから、次のBBQ(アサドといいます)は
欠席するわ・・・と、言ったところ
NOOOOOO!
こなかったら、あなたは自分が悪いことをしたということを認めることになる。悪いことしてないんだから、ただ間違っただけなんだから
堂々とぱーりーきて、全員と握手をするのだ!
というのですよ。ええ、行きました。全員とはぐちゅー(文化です)
しまして親睦を深めました・・・
おかげで、ラテンアメリカ全域に知り合いが(彼らは友達というけれど)
できちゃいました。
メキシコ・ホンジュラス・ニカラグア、ドミニカ、プエルトリコ、コスタリカ、パナマ、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル(ポルトガル語)、チリ、ボリビア、パラグアイ
各国1人以上は知り合いがいて、家族でお友達もいます。
ほとんど留学生なんですが、今は本国に帰っちゃった人もいて
それでもSNSでつながっています。こういうときってほんと、SNSすげぇって思いますね・・・
写真をみて、おおおおお!レアンドロ大人になってるやーん!!
って。あの時、おんぶして走り回ったのに、もうできないね~
あ、またまた話がそれました・・・
ということで、あちらは名前が連なり、最後がaで終わると女でoで終わると男、Mario(男)Maria(女)、Julio(フリオ・男)、Julia(フリア・女)も健在で、同じ名前がかぶるってこともあって、SNSなどは本名顔出しってこともあるようです。まあ、基本的に「断る」ってことは失礼じゃないので、丁寧にはっきり断るのが上手なので、雰囲気がきまずくなることもなく。
ちゃんと話し合って誤解を解くというのも、一般的ですから
わざわざ匿名や別アイコンにする必要がないということですね。
なんだか、わかんない???ってのが、彼らは一番苦手ですから。
概してオープン、ですね・・・そして「許す」文化。
日本人の中で評価が高いひとでも、残念ながら、あちらでは低くなったりします。おとなしいとか、自分を表現しないひとは、怪しい・・・なにか企んでいる。変、って言われてしまいますので、クライテリアは国によってぜんぜんちがうんだなーと、思った日を懐かしく思ってマス。
今は、はんぶんはんぶん(外国文化と日本文化)の職場にいるので、挟まれて、ちと大変な時もありますが・・・(コンセンサスとりにくい)
ま、いろんな人がいるんですよ。世界中・・・・
さて、桜を愛でる国の人らしく、さくら大福でも食べよぅっと。🌸🌸🌸