世間話
あんたって世間話ができない人だよね、って、配偶者が生前私に言っていたことを思い出しました。
そう、世間話ってなに?だって、知らない人とあたりさわりのないことを話すってどうしたらいいわけ?相手のことしらないのに・・・天気がいいですねって、空をみたらわかるし、あったかいですねって、人によって体感ちがうし
なんて、屁理屈にもならないようなことを言っていました。人間が嫌いなわけじゃないけど、人間とテキトーな話をするのが苦手でした。
でも、人間って変わる生き物なんですね。昔から、こどもとは会話ができたんですが、その父兄(幼稚園とか英語学校とか児童館とか)と話すのが苦手で、極力避けてきました。
ところが、いろーんな経験を積んであらゆるネタが脳内ディスクにたまってくると、そこからデータを引き出すことができるんです。
四国・・・ああ、PC教室にきてたお客さんが四国出身で庭にあったみかんの一種(ぽんかんでもないしゆずでもない、なにかだそうで)をいただいたなあ、「庭にみかんの木がある」という話題
行ったことはありませんが、話題の糸口になりました。
福井・・・路面電車ありますよね!仕事で行ったとき乗ったんです。
乗りもの好きの私は、タクシーを使わず路面電車に乗って目的地まで行きました。
駅弁もすきなので、買って食してみます。ある出身地の人と会話したときも、駅弁の話で盛り上がりました。
地方に行ったときは必ず、土地の名物などがあるお土産屋さんにいって、数種類買ったり
歴史資料館に行ったり
いろんな職場でいろんな人と会って話したり、話しているのをきいたりすると、自然とネタが集まっていました。
アニメの話、音楽の話、映画の話、外国の話、いろいろ・・・
自分から話してくれる人は聞く方に回り、相手が控え目なタイプの場合は、こちらから話を振って引き出してみたり
あれ?世間話めっちゃ得意になってるやん?
と、天国の旦那さんがタンブラー片手に笑ってる(今朝の夢はそんなかんじでした)ようです。
一生懸命勉強することも大事ですが、やはり経験に変わる宝はなかなかないなあと思いました。新しい道路ができれば必ず通ってみるし、新しいお店もぴっ!ときたら寄ってみたり(最近はしていませんが)
様々なことに興味をもっていくと思わぬ時に役に立ったりするし人脈も増えるもんだなあ
そんなことを考えた冬まっただなかの本日でした。