人生は1日にして成らず
現代人は急ぎすぎと感じることが多々あります。荷物を頼んで届けてもらうのに、翌日に来なければいけない理由があるでしょうか。車や人に道を譲るのにほんの数秒待てばよいことなのに、我先に行こうとする人々をみると、残念な気持ちになります。
時間に余裕がないのではなく、心に余裕がない。万が一遅刻してしまったとしても、車にぶつかるよりはましです。命が大事ですから。
私は仕事中に焦ってしまい、車にはねられました。幸い尾てい骨骨折だけで済み、入院もせず全治6週間が3週間で完治し、リハビリや食事療法で健康を維持し今に至ります。
仕事の代わりはあっても命の代わりはありません。日本人は仕事に、職場に執着しがちな人が少なくないかもしれませんが、諸外国は違います。
自分で小さな会社を興したり、自分自身で仕事を作り出したり。きわめて前向き。そして、時間にしばられ過るようなことは滅多にありません。
国際会議などで、外国人たちがよく口にしています。「おーい、ここは日本だぞ。プロンプトに来ないと!(時間ちょうど)」ちょっと間違ってるな。時間通りじゃなくて、時間より前に来なければいけないんですよ、日本は。
誠実であることはとてもすばらしいのですが、そうあるべきという固定概念に縛られて、時間にも振り回されてしまうと、心に余裕がなくなり、無駄な強迫観念にとらわれてしまったりします。人間性がどんどん小さくなっていってしまいます。
万里の長城もピラミッドも鍾乳洞も1日で出来上がるものではありません。
ちょんちょに。少しずつ。焦らない焦らない。
落ち着かなければいけない場面では、いつもそうやって自分に言い聞かせています。
焦ってもロクなことがないですからね。
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