苦手意識と実際

私はいろんなことが苦手ですが、とくに運動と議論が苦手だと思っています。これらのことが人生に影響を与えていますが、その一方で、振り返ってみると自分が苦手だと思っていることが、そんなふうに思うほど不得意なわけではない、と明らかになることもありました。運動とは言えないかもしれないですが、フィールドワークのようなことが自分は苦手だと思っていて、フィールドワークをしなくてはならない分野の学問は興味を持っても自分の専門にすることはありませんでした。生態学や文化人類学などです。しかし一時期、考古学関連のアルバイトをしていて、やってみると自分でもそれなりにできる、ということが分かったことがありました。考古学もフィールドを主とする学問ですので避けていたのですが……。議論については、議論になると頭に血がのぼってしまって、うまく自分の主張を伝えられないですし、また、そもそも自分の主張が常に論理的ではないと自分自身で感じていますので、自信をもって議論する、という気持ちになれません。でも世の中でどれだけの人がそんな立派に議論しているかというと、ごく少数だということになりますから、これもそんなに苦手意識を持つ必要はないのかもしれません。

(2022年2月5日、アメーバブログに投稿した記事)

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