今までのやり方と変えるフェーズに居る
私はアマチュアのジャズバンドを運営していて、
今年も秋口にホールでのライブを予定しています。
コロナの前までは、ライブハウスでぎゅうぎゅうになって
お客さんはお酒を飲みながら聞いていただくスタイルでした。
去年から久しぶりに活動を再開し、
もう少し多くのお客さんに来ていただこう、
密着しすぎるよりはゆとりのある方がお客さんも安心だろう、と
コンサートホールでの開催に舵を切りました。
場所は抑えられたものの、一点、課題があり、
コンサートホールのキャパが、ライブハウスの4倍、ということです。
集客を真剣に考えると、今までとは違うやり方もしていかないとな、
というフェーズに来ています。
これまでのやり方
バンド結成から10年間は、おかげさまで満席近くの
お客さんに来ていただけていました。
メンバーが18人に対して約100名をお呼びするとなると、
一人あたり5~6人。
チケットはほぼ手売りで、メンバーの知り合いに声をかけて
全て完売する状況でした。
4倍近い集客となると、そうはいかないな、と感じています。
新しい試みと、変わらず続けること
お誘いできる友達を4倍に増やせ、というのも無理があるし、
4倍の努力と時間をかけましょう、というものでもない。
今の時代、大勢のお客さんに届けるには各種メディアを使うべきと、
メンバー会議でも提案がありました。
メンバーそれぞれ、仕事などでも経験しているようで、
いろいろアイディアを出してくれました。
知らないイベントには、行けない。
知られないことには、買えない。
今までの手売りも大事だけど、
新しい試みも大事なと考える機会になりました。
自分自身のやり方も見直す時期
私も聞き屋の活動を通じて、知ってもらうというのは
なかなか一筋縄にはいかないな、と感じることもありました。
とはいえ、来てくれるお客さんのことを、
塊のように捉えて、"集客する"ということに
何か抵抗がありました。
バンドのライブも聞き屋の活動も、
来ていただいた方、利用していただく方にとって
その時間が喜びや癒しや発見だったり、
何か心に届く時間を過ごしてもらいたい。
サービスの質を高めることには力をかけていたけど、
広く伝える、ということが思い浮かばず、
届ける範囲が狭くなっていたかもしれない、と気づきがありました。
どのやり方が100%有効かはわからない時代ですが、
周りの人のアイディアをもらいながら、
自分にできる価値を届けることを続けていきたいと思います。