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「ジャズと柔道って近いものがあるかもね」と言われた話

私は、学生の頃から趣味でジャズのバンドをやっています。一方で、社会人になってからジムで体も動かすようになり、5年前からは柔道を習い始めました。
自分でも不思議なこの組み合わせに、ある友人がかけてくれたこの言葉にハッとして共通項を見つけた話です。

客観的に見るタイプの友人

その友人とは知り合って間もないのですが、「アニメや映画を見ていると、キャラやストーリーよりも構成が気になる」と話してました。

見る理由としては、推しのキャラクターがいる、バトルシーンが爽快、ストーリーが面白い、とかをイメージすると思います。

彼にしてみると、なぜこのシーンをここで入れたか、この順番で見せる理由は何なのか?といった、作り手の意図を探る見方に興味があるみたいです。

そんな普段から客観視をしてる友人に、私の趣味について話していた時、ふと、ジャズと柔道も共通してるように感じる、と言われました。

自分の好みは無意識に選んでいる

確かに、日常で出会う様々な選択で、自分の好みは無意識に出ていることは知っていました。

私はカフェに行くことが多いですが、コーヒーの味にはこだわりはなくて、それよりも店の佇まいが心地よさに関係してきます。

言葉にすると、ガラス張りで広々感じられて、植物や海や空など自然を感じられるカフェに心惹かれます。オープンテラスでなくても良いし、一階でも高層階でも構いませんが、地下のお店は苦手です。

チェーン店でもドトールよりもスタバの方が、そうした環境に出店してる場合が多く、結果的に行く頻度が多くなってます。
ただし、ビルのテナント店舗よりも、公園内の店舗やビルの一階の路面店の方が好みです。同じスタバでも、好きな店舗、そそられない店舗があります。

カフェの例では立地や設備のように言語化がしやすいですが、ジャズと柔道の共通点は考えたことがありませんでした。

どちらも時間の流れの中で、今、体を動かすもの

音楽とスポーツは真逆の趣味のように思われがちですが、ライブや試合のように決められた時間の中で瞬間的に自分の体を動かす、という点では確かに共通してます。

そもそも柔道を始めた理由が、

  • 昔から憧れてたから

  • ジムトレーニングだけだと目的意識がなくて競技をやりたかったから

  • 生き延びる力を身につけたかったから

と頭では思ってました。始めたきっかけは確かにこの通りだと思います。

一方で、日々の稽古で続けられる理由としては、やってる最中はジャズのアドリブと同じく、

  • その場の流れに、自分がいかにスムーズに乗れるか?

を楽しんでいるのだ、と言葉になりました。

自分の"好き"がよりはっきりした

私は、SNSで写真を撮って載せたり、海外旅行を楽しんだりする友人を見て、なぜか自分は同じようにはできないな、、と感じていました。素敵な写真を見たり、いろんなところへ旅行すること自体は好きですが、自分にとってはお金や時間をかける気力と愛情が、そこまでないのかもしれない、と改めて思いました。

自分にとっては、時間の流れにのって体を動かすこと、それがよりスムーズに楽しめるように練習を重ねることが私にとって大事な楽しさなのだと思います。

好きでやっていたものの、真逆のことをやってる気がしてて、一つに集中した方が良いかな…と不安に思うこともありましたが、自分にとっては共通の感覚で楽しんでたんだなと、腑に落ちました。

読んでいただいた皆さんにも、ご自身の好きなことの共通点が必ずあると思います。
是非、ご自身の「好き」を研ぎ澄ませてみてください。




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