コーチですがコーチングを受け始めました(1回目)
「コーチング」という言葉自体は耳にしたことがある方はいると思いますが、実際に何をやってるの?と聞かれることもよくあります。
私自身はコーチを始めて1年が経ちますが、自分自身の考え方の整理・熟練コーチからセッションの極意を学ぶため、月一でコーチングを受けることにしました。
コーチングセッションでの自分の考え方の変化や気づきなど、備忘録として、そしてコーチングがどんなものなのか実況のつもりで書いていきたいと思います。
※トップ画像:
『巨人の星』(漫画:1966年 / テレビアニメ:1968年)の星一徹
出典:価格.com
セッションの流れ
大手コーチングスクールのコーチ紹介ページから見つけた、関西に住むアッキーさんにコーチを依頼しました。
一度、単発セッションを受けてみて、この方なら自分のことを安心して相談できそうだなと感じたので、継続的にコーチングを依頼することにしました。
自己紹介などは単発セッションの時に済んでいたので、今回は、アイスブレイクの雑談や、セッションを受ける際の心構えといったガイダンスから始まりました。
私が食いつき気味に質問をしてしまったので、途中から自然とコーチングセッション本題に入っていきました。
コーチングの活動を広げたい
私の今回の相談は、コーチングの宣伝・営業活動に関するものでした。
コーチングを始めて1年が経つが、集客を増やしたい
↓
ブログや音声配信などの情報発信を続けること、ホームページも用意した方が良いだろう、とは思っている
↓
少しやってみたが成果が目に見えにくいので、心が折れてしまい続かない。やっただけ進むプログラミングの活動を優先してしまっている
並行している自作アプリ開発のやることが山積みのため、最近はプログラミング漬けの毎日でした。とはいえ、コーチングの方も継続的な宣伝や営業活動も頑張らないと、というのが現状です。
頭ではわかっちゃいるけど、時間もないし、気が乗らないんだよな、、といったところが本音です。
もし、こういう相談をされたら、何と返してくれるでしょう?
普通は、
「私はまず△△から始めました」とか、
「○○とか、とにかくやってみたらどうかな?」など、
経験談やアドバイスが返ってくるかと思います。
するとアッキーさんからは別の角度から質問が来ました。
「プログラミングや音楽とか、どうやってスキルを上げてきたんですか?」
あまりどうやってスキルを上げた、と方法を意識したことはなかったのですが、ちょうど自分の好きな、楽器演奏・プログラミング・柔道のどこを楽しんでるか、思ったことを話しました。
・楽器は、最初は指遣いに苦労するけど、徐々に楽に音を出すことができるようになっていくところが楽しい
・プログラミングは、最初は途方にくれがちだけど、自分でコンピュータを思い通りに動かせるようになっていくところ
・柔道は、体がだんだんと技を覚えていくにつれて、相手を楽に投げられるようになるところ
他の人から見たら共通点が無さそうな3つの趣味ですが、自分にとっては
「道具(体)を習熟して使いこなせるようになるプロセスが楽しい」
という感覚があることを話しました。
余談)私が音楽を続けている理由
余談ですが、私は恥ずかしながら、音楽が趣味で楽器の演奏をしているのに、音楽を聞く時間が極端に少ないと思います。
昔は、
「過去の演奏家たちの演奏をたくさん聞くべきだ」
「幅広い音楽を聴いて取り入れないと良い演奏家になれない」
という思いが強く、音楽をあまり聞かない自分を後ろめたく感じていました。
コーチを目指す過程で自分の得意・不得意な部分も受け入れるようになってきた頃、
「自分は音楽を聞くことよりも、楽器を使って表現するところが好きな人なんだ」
と改めて認識したことで、後ろめたさの呪縛から解放されたような気持ちになったのを覚えてます。
恥ずかしながら、と書きましたが今は全く恥ずかしいとは思っていませんが(笑)
自分の成功パターン
アッキーさんはこの話を聞いて、
「話をお聞きして思ったのは、その得意パターンの"道具や体を使いこなせるようになりたい"という動機は、自然と性分として持っているのだと思います。」
と、私の得意なことを引っ張り出してくれました。
その瞬間に、自分の頭の中で、
「コーチングも同じパターンでやれば良いのでは?」「今までコーチングの集客・宣伝はこうするべきだと苦手な方法ばかりに目が向いていたかも。」
と気がつきました。
宣伝記事は刺激的なタイトルにするべき
フォロワーは多くないといけない
文章力のある記事を書くべき
「〜べき」から一旦離れて、自分の得意で楽しめるアプローチで、コーチングの宣伝・営業活動をしていけば良いのか、と気づいた瞬間でした。
しっくりくる感覚
次に、アッキーさんは、「使いこなせる、というのはどういう感覚でわかるんですか?」と聞いてきました。
私にとっては、楽器をケースから取り出す行為や柔道着を着る時に、「特別なこと」ではなくなった時、しっくりくる、自分の個性の一部になったな、という感覚があることを話しました。
話しながら思い出した話題は、受験勉強の時に、参考書などに手垢がついてきて程よくめくりやすくなった頃には、「どの情報がどこに書いてある」もだいたいわかってきて、それも「しっくり」でした。
アッキーさん「おそらく、しっくり来てしまえば、コーチの自覚がもっと芽生えて、息をするように宣伝や営業活動ができるようになるでしょうね。」
では、しっくりくるには?
次に、しっくり、とはどう言う感覚なのかを聞かれ、
自分のパーソナリティーの一つと認めた
自分の中にその要素が染み渡っている
どっぷり浸かった体験
と答えました。
あー、結局は、
どっぷり浸かる → しっくり来る → 息をするように宣伝や営業活動ができる
と言うプロセスが自分にとって大事なのかな、と話しながら勝手に答えを出していました。
アッキーさんからは、「まずは、どっぷり・しっくり来るような活動を思いつくままやってみてはどうですか?」と提案されました。
ここしばらく、コーチングの本を読んだり、動画や情報を取り入れたりするのを、時間がないな、と避けていたのだと思います。だってプログラム書いたほうが達成感があるので。
ただ、自分にとってはどっぷり浸かる時間が必要だ、と今回言葉になったことで、
とにかくコーチングに触れること
コーチを目指すきっかけを思い出せるような行動
がまず必要なのでは、という気づきがありました。
結局は答えは自分の中にある、ということ
今回のセッションを受けて、自分が思うように進まなかった部分について、その原因や、次に行動する一歩がはっきり見えてきました。
アッキーさんは直接、回答をくれたわけではありませんが、今まで考えたことがなかったような質問や、こちらの話をスルスルと聞いて引き出してくれるおかげで、自分の中での一番楽しめる方法で進めるやり方が見えてきました。
まさに、答えは自分の中にあった、と感じたセッションでした。
長くなってしまいましたが、自分の忘備録的に書いてみました。
コーチングによって、どんな考え方の変化があるか、また、あまり他人には話したことがないような内面の考えまで聞いてもらえたり、そういう面が少しでも伝われば良いな、と思います。
今後も月一ペース記事を書くので、是非また読んでください。