モチベーションを支配する
「モチベーションさえコントロールできれば、もっと人生が豊かになるのに」
そう思ってました。
仕事やキャリアアップのための勉強だったり、
将来のための資産運用だったり、
筋トレや趣味の時間をもっと充実させたいとか、
やりたいこと、やるべきことは山ほどある。
せっかくの休日に、あれもやろうこれもやろうと予定を立るが半分も終わらない。理由はモチベーションが上がらないから。
数年前まで、楽しいはずの長期休暇も、何か満たされない気持ちで過ごしていました。
この頃から、自分の内面の感情や、自分自身との対話に関心があったのだと思います。ほどなくしてコーチングと出会い、自分の感情に向かい合うようになりました。
仕事を通じてクライアントのお話を聞いたり、自分自身で行動してみて、今ではモチベーションの正体が掴めてきたので、記事にしてみます。
モチベーションを操る3原則
「モチベーションさえあれば、ゴロゴロせずに自然と体が動くに違いない」
と無責任に思ってました。
「どうやったらモチベーションが出てくるんだろう」
とゴロゴロしながら考えてました。
当然、何もせずに泉のようにやる気が湧き出ることはありません。
そしてもう一つ、やる気が出ないあなたは何も悪くないということもまた真実です。
「自分はダメだ」と凹む必要は全くない、という意味です。
やる気が出る仕組みがうまく機能していないだけなんです。
次の3つの原則をちゃんと守れば、自分をモチベーションの高い状態にすることができます。
原則1. 目標の方向性を再確認する
原則2. 適切な目標の高さを設定する
原則3. 遊びから始める
ここでは、「筋トレが続かない」方のモチベーションを上げたい事例に対して、一つずつ紹介していきます。
Q. 筋トレが続くことでどんな嬉しいことがある?
まず、筋トレをすることで得られる未来が、自分にとってどんな嬉しいことがあるか、感じた気持ちを全て並べてみます。一つ残らず吐き出すことが大切です。
目的を達成したい理由は人それぞれです。他人の言葉でなく、自分自身の筋トレの先に期待してる目標を再確認します。
筋トレして得たいものは、
チヤホヤなのか?
筋肉なのか?
自信をつけたいのか?
モテたいのか?
健康上の数値なのか?
複数ある場合は、優先順位をつけておきます。
全てを手に入れたい!という強欲な気持ちも大歓迎です。
Q. 目標が叶うことで、もしデメリットがあるとしたら?
次に、筋トレが続けられる自分になれた場合、もし何かデメリットがあるとしたらそれは何か、全ての不安な気持ちを挙げてみてください。
頭では「筋トレが続くこと」を願ってるはずなのに、心のどこかにブレーキがあると体が思うように動きません。これは当然のこと。
実は、人の脳みそは完璧にできています。
心のどこかにわだかまりがあると、その気持ちがじわじわとやる気を起こさせないようにします。
なので、モチベーションが上がらないのは、自分の中の会議で結論が出ていないだけなのです。あなたに何の落ち度もありません。
実践 不安材料を認識して、対処する
自分がどういう不安でブレーキをかけてるのかが言葉になったと思います。
モチベーションを上げなきゃ!とやっきになる前に、このブレーキの気持ちと話あってみてください。
ジムの費用が負担なら、公共の施設を利用したり自重トレから始める、とか。
疲れてしまうのが不安なら、軽い運動から始める、とか。
他にやりたいことがあるなら、どういう時間配分で過ごせば納得いくのか、とか。場合によっては、筋トレ以外の面でモテよう、と選ぶ人もいます。
無意識や感情だけではなく、人には理性があります。
課題の本質を認識する、そして選択し、行動することができます。
モチベーションを掌握する第一歩として、自分の方向性を再確認してみてください。
長くなったので、原則2,原則3については、別記事で書きます。