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こんなご時世にブレイクする芸人達

今回は2020年にブレイクする芸人を予想する記事です。

本来こう言ったブレイク予想記事って年末の12月か年始の1月頃に書くのが普通なので、そこから3か月以上経ったこのタイミングで書くのは後出しじゃんけん感が強めです。

がしかし、年末年始の時と現在では状況がまるで違います。

最悪、この様な自粛ムードが後1年程続くと仮定すると、

「テレビに出演してブレイク!」


が難しくなります。遂には局内封鎖までする事態に。

そうなると報道などのニュース番組以外のコンテンツは後回しにされることは目に見えてます。優秀なディレクターと放送作家によって隔離された環境でも実現出来るお笑いも生まれるとは思いますが。。。

ネクストブレイクを虎視眈々と狙う芸人達にとっては登竜門となる番組出演のチャンスが総倒れする可能性があります。M1グランプリ、キングオブコント、アメトーク、ゴッドタン、おもしろ荘などなど。 

ショーレースは無観客で行われるかもしれないが、盛り上がりに欠けるだろうなぁ。慣れるにしても2~3年は要するだろうから、今年優勝しても旨味が少ないかもしれない。


◎2019年のブレイク芸人を振り返ってみる

テレビ離れなんて言いますが、去年のブレイク芸人の顔ぶれを見ていくと、やはり全員バラエティ番組の出演のきっかけでブレイク。まだまだテレビの影響力は随一です。

去年売れた芸人でTV発信じゃないパターンって、ガーリィレコードぐらいじゃないかな。カジサックや中田敦彦は元々が売れっ子なんで、また違うカテゴリというか。このオリコンリサーチではランク外ですが、あくまで”テレビに出てるから売れてる”って基準なので、世間とのズレは多少あります。下手したら1位のりんごちゃんより、世間ではガーリィレコードの方が有名って認識だったりも。

フワちゃんを忘れたので追記。この人なんて、TVとYouTubeでハイブリッドな売れ方してるからより凄い。

2019年にブレイクした芸人を見てみると、キーワードとなるのは

「お笑い第7世代」「優しい笑い」「仲良し」

           って感じでしょうか。

”優しい笑い”と”仲良し”に関しては筆者的に思うところがあるのですが、それはまた別の記事でまとめます。


◎ブレイクの手掛かりはYouTube

コロナの影響でTVへの進出が難しい状況で、ブレイクの手掛かりはやはりYouTubeでしょう。

というかコレを機に芸人が活躍するプラットフォームがテレビからYouTubeに流れるかもしれません。今やテレビタレント並みに稼げるユーチューバー。売れるためにTV進出を夢見ていた芸人達がYouTubeというフリースタイルな環境でシノギを削ることに。

ちなみに筆者はここ5年程まともにテレビを見ていないです。M1やキングオブコント等のショーレースは必ずチェックしていますが、もう数年前からお笑いコンテンツはネットが主流になってます。テレビで話題になった回はYouTube等でアップされてるので、それをチェックしたり。後はAmazonプライムやhuluなどのVODを利用したり。

学生の頃は毎日テレビを4~5時間は見ていたのに、案外慣れるものですね。筆者も”若者のテレビ離れ”のカテゴリに属してます。かと言って素人上がりの人気ユーチューバーを見てるわけでもなく、芸人のYouTubeチャンネル等がメインですが。

コロナ前から芸人のチャンネル開設は増加傾向にありますが、コロナ以後でさらにチャンネル開設に拍車がかかるでしょう。特にテレビを中心に活躍していた売れっ子達が流れ込んでくる可能性が高いです。先日、ダイアンもチャンネル開設してたね。

代表されるのは、千原ジュニア、小藪一豊、フットボールアワーによる共同制作チャンネル。強すぎる。。。。

遂に番組単位でYouTubeに参入。テレ東の番組『ざっくりハイタッチ』のメンバーです。黒船が来航しました。4人の知名度、実力を考えると、それぞれがチャンネルを作って動画投稿しても十分稼げそうなのに。特に千原ジュニア。ある種、YouTube向けな実験的なバラエティの司会を務めることが多いジュニアはこのチャンネルでも企画、構成力の高さが際立ってる。「あぁ、プロが来た」って感じが一番強い。

こういったテレビを中心に大活躍していた”笑いのプロ”達の参入により、バラエティ系のユーチューバーは淘汰される事態になるでしょうね。


◎TVと違って受け身ではダメ!

      セルフプロデュース力が試される

YouTubeの世界ではそれぞれが個人事業主。TVの時以上に自由度が高い反面、自分達のウリを理解して発信していく必要があります。

一定のお笑いファン層はライブでの過去ネタのみをアップロードしても取り込むことは出来ますが、そんなストロングスタイルでどこまで新たなファン層を獲得出来るか。東京03やサンドウィッチマンみたいに実績と知名度があり、既存のファンの数が多い売れっ子芸人達はストロングスタイルでも十分稼げますが。


◎既に売れっ子だが、さらに飛躍しそうな芸人

霜降り明星、さらば青春の光、チョコレートネットプラネット、四千頭身、かまいたち

売れっこ故に固定ファンが多いので、既にYouTubeチャンネルでは登録者数と再生回数を稼げている人達。

それでいてセルフプロデュース力が高い人がブレーンに存在するので、今後さらにYouTubeで稼ぎそうだし、新たなファン層も取り込めそう。

特に粗品(霜降り明星)と森田(さらば青春の光)の2人は企画力がずば抜けて高いので、注目必須です。


◎ネクストブレイク候補の紹介

・野田クリスタル(マヂカルラブリー)

コメント 2020-04-19 144353

今年のR1グランプリで優勝したことが記憶に新しい。しかし、3月に開催されたので、”無観客”での大会になり、視聴率もここ10年で最も低かったので、コロナ影響をがっつり受けました。

それでも近年はM1やキングオブコント決勝に進出したりと相当な実力者ぶりを見せるマヂカルラブリー。お笑いガチ勢界隈でも今年は「マヂカルラブリーイヤー」になるのではという声もチラホラ。

そしてコロナのずっと前からチャンネルを開設してる野田クリスタルの【野田ゲー】。タイトルからお分かりの通り、ゲームに特化したチャンネルです。ゲーム市場は広がりを見せる一方であり、ゲーム実況のチャンネルは人気ジャンルです。野田クリスタルもゲーム実況をしますが、何よりの強みが、自作ゲーム。実況チャンネルは数あれど、自作ゲームを披露するユーチューバーは稀です。そこに芸人らしい独特なセンス。差別化を図りまくれます。ある種、YouTubeの申し子的な才能を持つ男。

プログラミング技術があるので、ネットというフィールドでは活躍の場が広い。自作ゲームを売ったり、人気実況チャンネルとコラボしたり。お笑いとプラスアルファの引き出しが多い野田クリスタルはネット環境では鬼強い。筋トレもやっているから、そっちのジャンルにも顔出せるしね。

結構前に開設したわりには動画の数は少なめではあるが、今後家に引き籠ることを余儀なくされた世の中では野田クリスタルの様な自己完結出来るチャンネルは強そう。その内、相方の村上とも一緒に何かやってほしいです。


・怪奇!YesどんぐりRPG

コメント 2020-04-19 160033

普段はそれぞれピン芸人として活躍してる、3人のギャガ―系芸人によるユニット。格ゲーのキャラ選びの様な”プレイヤーチェンジ”システムは芸人界隈で話題になり、それを飛び越えSNSでも話題になりました。

キャッチ―で  マネしやすくて  短くてテンポが良い

バズるというSNSの文化と間を編集で埋めてテンポを良くするYouTubeの文化とギャグはマッチします。

仮にその芸人を全く知らなくてもインフルエンサーたる者がそれをマネする可能性も高いです。喋りが達者な芸人やがっつりネタでのし上がってきた芸人より、コラボとかも要求もされやすそう。つまり、自分達以外のユーチューバーなどのインフルエンサーの作用で売れる可能性を秘めているわけです。

YouTube界隈でデリバリー的な存在として色んなチャンネルに顔を出せたら面白い存在になりそう。後は接触を極力控えたコラボの仕方を考えられたら相当強い!

※怪奇!YesどんぐりRPGだけ何故かハッシュタグつけれなかったから、プレイヤーチェンジにした。


・ラパルフェ

コメント 2020-04-19 160527

今回紹介する芸人の中では一番マイナーなコンビ。お笑いガチ勢界隈ではそれなりに知られつつあるって感じですかね。

怪奇!YesどんぐりRPGがギャグならコッチはモノマネで話題になろう。ギャグ同様にキャッチ―で、マネしやすくて、短くてテンポが良いのでSNS等でバズりやすいです。というか少し前にウッディや阿部寛のモノマネでバズりました。モノマネのレパートリーは他にも大泉洋があります。どれも幅広い層に支持されてる有名人なので多くの人に伝わりやすい。

何気に2人揃ってシュッとしてるので、目に留まったら女性からの支持も集められそう。モノマネで注目を集めそうなコンビなので、キャラもの扱いされそうな気がしますが、本来は正統派のコント師(だったはず⁉)なので、お笑いガチ勢からの支持もきちんと取れると思います。


・ななまがり

コメント 2020-04-19 163829

「歯姫」の人。『水曜日のダウンタウン』で”新元号を当てるまで脱出できない生活"に挑戦して話題になったコンビ。その前に一度キングオブコント決勝に出てるんですけどね。

M1もキングオブコントも決勝進出への可能性が大いにあるセンス抜群な実力派コンビです。同業者やお笑いガチ勢からは絶大な支持を受けていますが、仮にショーレースが今年開催されないと仮定すると、別のアプローチが必要です。

そこで注目したいのがボケの森下の”架空芸能人モノマネ”に代表される一癖も二癖もあるキャラ芸。今年のR1グランプリ決勝にも進出し、「乳首が隠せない男」のキャラがそこそこ注目を集めました。どれか一つでもSNSでバズったら、ロバート秋山の『クリエイターズファイル』みたいにYouTubeで人気シリーズとなり、一気に注目と人気とビジネスを集めそうです。あくまで”架空”なので、アイデアが尽きにくいタイプのネタなのが強み。

実力の割にはまだまだチャンネルの登録者数と視聴回数が少ないですが、まだ2人を知らないという方は、とりあえず視聴回数が多い(違法アップされてる)ネタでも見てハマったら、チャンネル登録してみてはいかがかしら。森下はピンでもチャンネルをやっています。

実力を考えると、いつかは売れる気がしますが、今のうちに応援しておけばドヤ顔出来ます。


・ニューヨーク

コメント 2020-04-19 204632

結成当初からネタで評価され、売れるのが時間の問題だったコンビですが、何となく逃した二人。しかし遂に去年、満を持してM1グランプリに初進出するも、ネタの方の評価はイマイチ。がしかし、その後にツッコミの屋敷が松本人志に悪態ついたことで話題になった。お笑いガチ勢からは「やっぱニューヨークはそうこなくては!」といった具合。

去年のキーワードだった「優しい笑い」とは真逆の芸風のコンビ。しかしM1での悪態つきで吹っ切れたのか、今や自分たちのメインフィールドはYouTubeだ!と言わんばかりの熱の入れ方。元々チャンネル開設は芸人間では早い方で、投稿頻度もずっと高いので、YouTubeという環境には慣れたもの。

ラジオやネタ出し等の芸人らしい投稿もあれば、一般人がやる面白系ユーチューバーの企画っぽいことも実行しています。UUUM(ウーム)に所属してそうなTHEユーチューバー系を普段見ている層もあまり違和感なく見れるかもしれません。

そしてユーチューバーっぽい企画とは別に、吉本のコネクションをフル活用して「いい女芸人ランキング」「芸人図鑑」等の芸人にフォーカスした企画もやっています。ガチガチの内輪ネタな企画ですがコレが結構再生回数を稼いだりしてます。「吉本芸人、喧嘩最強ランキング」なんかは随分と再生回数が多いです。ただネタ動画の再生回数が軒並み多いので、ちゃんと多くのファンがいる模様。YouTubeで掴んだファン層な気もするので、カジサックやあっちゃんみたいに既に成功した側かも。


・Aマッソ

コメント 2020-04-19 220038

去年のM1とキングオブコントにエントリーすらしてない(らしい)ことから、活動の拠点をYouTubeに移した感のあるコンビ。いや、テレビ進出は狙っているのかもしれないが、とりあえず自分達のやりたい事を徹底してやるために信頼出来る作家陣と共にYouTubeチャンネルであらゆるジャンルに挑戦している印象。わんぱく坊主ばりの好奇心。

その尖った芸風は好き嫌いがハッキリと別れるが、好き寄りの人は結果的に大好きになる可能性大。

ハマった人は静岡朝日テレビが運営する『Sunset TV』チャンネルが出してる『Aマッソのゲラニチョビ』もいかがでしょうか。YouTubeの番組にしてはかなりボリュームのある内容なので、Aマッソにハマった人にとってはご褒美。

※あとフワちゃんと仲が良い。Aマッソが売れるための架け橋になってくれることを期待。”まいあんつ”に追い抜かれない様に。


・金属バット

コメント 2020-04-19 223019

やっぱ最後はこの人達。ファンはここ1~2年でかなり増え、既にブレイクにリーチをかけています。テレビ露出も着々と進んでますが、元々型にハマるのが苦手で自分達のやりたい事を好き勝手にやる方が向いてるコンビです。

多くの芸人がチャンネルでネタや企画をアップしている中、ラジオ形式の動画(ほぼ音源のみ)しか上げない姿勢はストロングスタイル過ぎる。なので、YouTubeでさらにファン数を集めて稼ぐという流れがあるかは怪しいですが、執着がない2人がこのスタイルでどこまでいくのか見てみたい。

一応、テレ朝が運営する『もういっちょTV』というコンテンツで番組を持っているので、そこで企画系はやっています。もういっちょTV内でのコンテンツで一番人気があるので、暫くはテレ朝側も彼らを手放さないと睨んでます。ちなみに金属バットと同じ様に『もういっちょTV』で番組を持っている蛙亭って男女コンビも今年のブレイク候補なので、そちらもチェックしてみても。

金属バットのファン層は本人達が公言するぐらいに痛いらしいですが、それだけ熱中させるものがあるコンビなので、是非アナタも程々に痛いファンになりましょう。当然、筆者も痛いファンの一人です。

※まず最初にYouTubeで漫才を見るか、もういっちょTVを見た方が良いです。そこで金属バット的感性を養ったら、濃度の高いラジオ『声流電刹』を聴きましょう。順番が逆だとスラングと専門的用語が多すぎて脳がバグリます。

  




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