新年度もお笑いばかり②
『真夜中のお笑いたち』
3/25(木) 25:35 「黄色いサンパチ」 ※放送済み
3/31(水) 24:59 「コントミチ 笑う心臓」
3/31(水) 25:35 「ハネノバス」
4/1(木) 24:59 「コントミチ ヤバいハートマーク」
日本テレビは新たに4つのバラエティ番組を「真夜中のお笑いたち」とパッケージ化して深夜にお試し。テレビ朝日の「バラバラ大作戦」に対抗してる感がある。それぞれ放送日が早い順に紹介していきます。
日本テレビは動画配信サービス「Hulu」を傘下に置いてるので、おそらくこれらの番組は仮に放送を見逃しても大抵はソッチで見れるかと思います。他局の人気バラエティも豊富に取り揃えてるのでバラエティ番組を中心に配信サービスを堪能したい方にHuluはオススメ。
しかしそれで「登録してるし、いつでも見れるから後でいいや」と思ってたら放送日が古い順から徐々に消されちゃうので注意です!2020年4月からレギュラー化した『有吉の壁』も現時点では全部見ることが出来ますが、記念すべき初回や未公開シーンなどのごく一部の回が2021年4/7までになったりしてました。筆者も調子にのって”いつでも見れるから後回し”メンタルだったのでそろそろ見ないと後悔しちゃう。
どうしても「バラエティ番組にお金を払うのはちょっと・・・」という方はTVerから探せば無料で見れます。但しコッチは配信時期が短め。
「黄色いサンパチ」
これだけ投稿の時点で既に放送してしまっているので、感想を書く事になります。
※4/2(土)01:33までTVerで配信されてます。
視聴期限を逃したらHuluで有料登録すれば見れます。
(実は)所縁のある2人が
下積み時代を語り合って
ノスタルジーな気持ちに浸からせてくれる番組
こんな感じでした。お笑い好きかつ、好きな芸人が出演してたらたまんない番組かと思います。筆者は放送前にトムブラウンの布川と錦鯉の長谷川のコラボ漫才の画像を発見して食指が動きました。
組み合わせは以下になります。
チョコレートプラネット長田 × パンサー向井
ハナコ岡部 × ひょっこりはん
トム・ブラウン布川 × 錦鯉長谷川
長田と向井は東京吉本の同期。岡部とひょっこりはんは早稲田大学お笑いサークルの先輩後輩の関係。布川と長谷川は札幌吉本の先輩後輩の関係。
近年は”笑いの裏側”をコンテンツ化する事が顕著ですが、コレも正にそんな感じです。ただ本来なら、こういったコンテンツはお笑いガチ勢に需要がありそうなのですが、「黄色いサンパチ」については
「お笑いガチ勢ってわけじゃないけど、最近お笑いにハマりつつあり
もっと芸人さんの裏側を知りたい!」
って方にマッチしそうな番組でした。「この芸人はかつてこの事務所に所属していて・・・」「ココとココが同期で・・・」みたいな事を知ってくるとどんどんお笑い沼に浸かれます。この番組はその入り口にはもってこいです。
ただ筆者の率直な感想としては「下積み時代の話は興味深いんだけど、ちょっと美談っぽい内容と演出がクドくて鼻についた」です。あと最後の漫才は3組とも懐かしさに浸り過ぎたせいか、ちょっと酷かった。コント師は慣れてない漫才を披露しなきゃいけないのは致し方ないけどさ・・・まぁ漫才はおまけ程度に見るべきかもしれません。『たりないふたり』みたいなクオリティを求めちゃいけない。「コレなら見なくていいや」と思ってしまいましたが、今後定期的に放送されるのなら、推しの芸人が出演する回は見たいと思えるので、何だかんだ見てるパターン。
「コントミチ 笑う心臓」
マヂカルラブリー
空気階段
ニッポンの社長
シソンヌ
このメンツを見ただけでもかなりテンションが上がっちゃいます。「ちょっと日テレさん、ガチじゃん」と思いました。
前回紹介したフジテレビの『新しいカギ』に真っ向から対抗し得るコント番組かと思います。コッチはまだ試用段階なのでレギュラー化は未定ですが、筆者は正直コッチの方が魅力的に映っちゃいました。
2020年のバラエティ番組界隈で大きな爪痕を残した4組。どうやら同局の番組『有吉の壁』のスタッフが裏方として支えてるらしいので、そこで活躍していたコント師達を抜擢したっぽい。『有吉の壁』内での活躍度で言ったらパンサーとかジャンポケが選ばれても良さそうなものだけど、新参のマヂラブやニッポンの社長が抜擢されてるところにガチ感を凄く感じる。
野田クリスタル(マヂカルラブリー)
水川かたまり(空気階段)
辻(ニッポンの社長)
じろう(シソンヌ)
※最近4分割合成にハマってます。
「お笑いガチ勢が選ぶ。こいつは天才だ!と思う芸人ランキング」でTOP10内に名を連ねてきそうなブレーン達。この4人がコントについて話し合ってると思うとヤバい。ただ、4人共一匹狼系の天才達なので、相方以外と合わせることが出来るのかな・・・?村上(マヂカルラブリー)と長谷川(シソンヌ)が和ませてくれそう。そしてケツ(ニッポンの社長)がメチャクチャおもちゃにされそう。モグラ(空気階段)は撮影当日まで来ない。裏方スタッフはまとめるのに苦労しそう。。。
とまぁ、こんな感じに妄想が膨らむ超激アツなキャスティングなので、コレは特に注目コンテンツです。
「ハネノバス」
宮下草薙の草薙と四千頭身の後藤が自由にハネを伸ばしてやりたい事をやるだけの旅番組です。1弾は2020年11月頃に放送されてました。好評につき次は第2弾という事になります。
※第1弾は4/1(木)02:05までTVerで配信されてます。
視聴期限を逃したらHuluで有料登録すれば見れます。
とりあえず第1弾を見ました。かなりのゆるゆるノープラン系でした。『モヤモヤさまぁ~ず』が火付け役となり、どの局でもこういった”ノープランで行き当たりバッタリ感”をウリにする番組が各局で制作されていた時期が数年前にありました。その時はモヤさまの二番煎じが増えまくっただけで、あざと過ぎるユル演出が痛々しくて仕方なかったことを思い出します。この番組はどうか”ゆるいだけ”が取り柄にならない様にしてほしい。
2人共第7世代という事と、雰囲気からして”ゆるい芸風”に思われがちですが、収録中は自分の立ち回りをかなり考えたりしてるんですよね。けれど、同時にまだ社会人として幼さ満載な部分もあるから、そのジレンマに何とも言えない魅力があります。後藤はまだ20代前半だし、草薙も見ての通りだし。AKBグループの推しの成長を応援する様な楽しみがあるかもしれない。これまでのなんちゃってモヤさま番組と一線を画す部分がそこにあると思います。
スタッフも含めてあまりにもグダグダ過ぎるので、正直笑いどころはそんなに多くはないですが、ずっと見ていられる類の番組です。第2弾はドミノ崩しをやるみたいです。
「コントミチ ヤバいハートマーク」
前述した「笑う心臓」と同じく”コントミチ”というシリーズに位置します。コッチは男女の比率が近いし、タイトルからも察する通り、“恋愛”をコンセプトに置いてコントを披露。番組ロゴもメンバーも「笑う心臓」とは一線を画して華やかなので、コッチの方がゴールデン帯向き。
「チョコプラ、フワちゃん、ニューヨークは2020年に大活躍だったので分かるけど、相席スタートと河邑ミクのキャスティングは中々攻めたな」
と思ったのですが、2組は同局の『ウチのガヤがすみません!』で活躍中らしく、そこのスタッフが「ヤバいハートマーク」にも携わっているとの事でした。
まぁぶっちゃけ、同シリーズの「笑う心臓」と比べるとそこまで熱を帯びていない筆者ですが、コッチの方がレギュラー化されそうな匂いはします。あと推しのニューヨークがようやくこういったコント番組で抜擢されるのは嬉しいし、相席スタートの山添は密かに今年のブレイクイヤー候補だと思ってるし、河邑ミクはシンプルに可愛いから見たいし。そして日テレでも信頼を置かれているチョコプラ。昔みたいに局ごとの囲い込みとかしてないらしいけど、同時に2局でコント番組を始めるのって、どういう感じなんだろ・・・どっちが本命でどっちが保険か。
それぞれ違ったコンセプトでどれも特色があって期待が出来そう。全部”お笑い”だけど、その中でもきちんとターゲットを分けてる日テレの方が(フジテレビと比べて)戦略的に圧勝な気がするけど、それぞれ小粒で火が付くことなく終わってしまうっていう可能性もちょっとありそう。とりあえず現時点では「笑う心臓」だけは注目必須です。
ー 最後におまけで ー
全然上記とは関係ないけど、この記事を書いてる途中にふとTVerで見たテレビ東京の
『万年2番手だった麒麟川島が転生したら千鳥おぎやはぎ山里を従えるメインMCだった件』
がくっそ面白かったので是非。期限は記載されてないですが割と短めなTVerなので注意。
テレ東は”異世界転生型バラエティ番組”という革新的なシリーズを生み出してしまいました。これは第2弾が間違いなくあるヤツです。企画力アッパレな番組でした。こういった番組を放送作家は提案したいんだよね。久々に「やられたわ」と思える番組でした。
サポートしてくれたら、よりお笑いコラムの虫と化します。 本業として食っていけるように努力致します。