第一の賢者の教え 〜行動〜
初めまして。たろいもと申します。
今回は、喜多川泰さんが書かれた、「賢者の書」という本を消化ししようと思います。
喜多川泰さんは数々のベストセラー自己啓発書の著者として有名ですが、
今回紹介する本は、彼の作品の中でも特にお気に入りの一冊です。
簡単なあらすじは、仕事がクビになりそうで家庭もうまくいっているとは言えない、うだつの上がらない生活を送っている主人公が賢者を求めて旅をしている少年のサイードと出会うところから始まります。
サイードは主人公と出会うまでに長旅を通して八人の賢者と出会っており、それぞれの賢者から教えをもらっていました。
彼がもらった教えは全てサイードが持つ不思議な本「賢者の書」に記録されており、最後の賢者に会う時間までサイードが一眠りする間、主人公がその本を読ませてもらうという内容です。
そして、サイードが最初に出会った賢者の教えは「行動」でした。
最初の賢者は、サイードに旅に出るよう促した彼の祖父だったのです。
最初の賢者は、ジグソーパズルでできた大きな絵(全体を見ると瞳に見えるが、ひとつひとつは動物や草木などそれぞれ異なるピースでできている)をサイードに見せてバラバラに壊してしまいます。
その中の一つのピースを手に取った最初の賢者は「このピースが元の絵のどの部分にあたるのか想像できるか」と問います。
わからないと答えるサイード。
最初の賢者は続けて、
「人が思い描く夢や目標も大きな一枚の絵のようなものだ。」
「完成形を思い描いて行動しても、手に入るピースは今君が持っているもののようにどこにいつ使うものかわからない。」
「だがそれは絶対に必要なピースなのだよ。」
「同様に、私たちの行動から得られる結果に、成功も失敗もない。」
「そこには必要な経験を得たという事実があるだけなのだ。」
「したがって、私たちがするべきことは必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動をとるだけなのだ。」
いかがでしょうか。
挑戦する多くの人たちにとって、背中を押される言葉だと思います。
特に、「行動そのものに、成功も失敗もない」というセリフは私的にグッとくるポイントです。
というのも、私はかつてYoutuberとして活動していたのですが、自分に対して求める基準が高すぎるため、その壁を越えられる気がせずに動画投稿ができずにいます。
頭ではわかっているつもりでも、心がうまく動いてくれないのです。
私のように挑戦が怖い方や失敗にトラウマがある方は少なくないと思います。
そんな人たちに勇気と、恐怖そのものを解いてくれるような魔法の言葉です。
ひたすら、行動するだけ。