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あふろとおバカな家族たち② 「よんもじ」


以前、オネーギンと

家族をそれぞれ
「4文字」
で表したら、なんやろな?

という話になり、考えてみた。



まず、おとん。
これはもう、満場一致で
「すかたん」
それ以外の何者でもない。

なにしろ、
燦然と輝く「キング・オブ・スカタン」の
称号を持ち、
揺るぎないスカタンの絶対王者である。

数々のスカタンエピソードが存在し、
我が家の「おとんのすかたん語録」は
家宝となっている。
今後、順次公開……
するほどのものではないが。



そして、
その伴侶である、おかん。
こちらは
「わがまま」

なんといっても高貴なお方で、
そのプライドの高さはエベレストの如し。

ただ、本人がそのプライドの山に
息切れして登りきれず、
結果的にプライドのない行動となり、
山頂近くでペーソスの雲をたなびかせている。



続いて、オネーギン。
「ふしぬけ」

いわゆる、木材の
「節抜け」「抜け節」ではなく、

おとん曰く「音痴」のことらしい。
歌の節が外れている、抜けている、
という意味のようだ。

巷で流れている曲や鼻歌を
スマホに聞かせると曲名がわかるが、
オネーギンの鼻歌では、決まって
「見つけられませんでした」となる。
Siriも「Siriません」という感じである。



私は、
「きみじか」らしい。

まぁ、気が短いゆえに、
家族から「獰猛なグリズリー」などと
言われているので、さもありなん。

自分では、自分のことを
「おだやかでおっとりした」
気質だと思っていたのだが、
オネーギン曰く
「動作が緩慢で、時間にルーズなだけ」
だそうだ。



甥は
「いちびり」だ。

子供の頃から「ウケよう精神」が旺盛で、
良く言えば
「笑いのホスピタリティ精神が高い」
のだが、まぁ、単なるふざけたお調子者、
いわゆる「いちびり」である。

4、5歳の頃からスーパーで
「レジ休止中」の札を見れば入り込んで
「ヘイ、らっしゃい、らっしゃい、
安いですよー!!」などとやり、

小学校に入って初めての授業参観で、
ウケ狙いの発言が大爆笑となったことに
味を占め、参観日にだけ
異様なやる気を見せるようになり、
顔見知りのお母様方に「今日も笑わせたるからな」などとのたまうていた。
結果は芳しくなかったようだが。



とにかく、我が家は
「けったい」なもんの集まりだ。

このメンバーでは
「しりあす」
になれるわけもなく……



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