#150 上達の早道は◯◯◯◯
子どもの頃に習い事をしていた方はご存じかと思いますが、上達のためには、基礎を何度も繰り返します。
私は、英語を18歳~20歳でどうにか話せるようになりました。
それは17歳の夏、アメリカに行きそこで強く思ったのです。
「もっとちゃんと英語を勉強しておけばよかった」
だから、行動しました。
英語学校に行きました。
そこでの授業は春秋の2学期制で各学期4か月です。1日45分授業が2コマで、月曜日から金曜日迄の週5回。
授業は2コマ、同じ内容をリーダー・発音・文法・構文とLL教室で繰り返しやるのです。
そして、1年生の頃は(4年制の学校)リーダーの短い対話を暗記するという宿題が出ます。
高校1-2年レベルの内容をただただ繰り返すのです。
それが4ヶ月続いて1学期が終わりますが、60人のクラスが20人に減っています。
簡単なことを愚直に繰り返すことは、案外難しいのかも知れませんが、4ヶ月を2回終わった頃には、いわゆる日常英会話というものができるようになります。
記憶に関しては、繰り返しほど強いものはありません。
そのように憶えていくプロセスは繰り返しだとみんな納得するのですが、忘れないようにするのも実は同じなのです。
2020年11月に岐阜県へ講演に行った時のエピソードです。
その講演の3年前に講座へ参加してくださった男性が、隣町まで15キロの道のりを自転車に乗って講演会にやってきてくれました。
当時御年94歳。講座に参加されたのが91歳の時でした。
彼が、ものすごい記憶力なのです。
狂歌を歌い、3年前のことや前年の講座のことをよく覚えており、何曜日に何をしてというスケジュールも全部頭に入っているのだそうです。
いつもニコニコと楽しそうにして、今もしょっちゅう5キロウォークに参加しています。
どこからその体力と気力そして記憶力が湧き出てくるのかと思いましたが、やはり繰り返しだと思いました。
高田の本は全部持っていて、講演会に来るのにそれを読み返してくれたそうです。
そして講座のマニュアルを持ってきてくれました。
しかも勉強してから来たというのです。
94歳のスーパージェントルマンの秘密は、良く笑い、良く運動し、楽しく人生を過ごし、好きなことを繰り返してやることのようです。
新しいことを習得するだけではなく、忘れないための繰り返し、本当に大切です。
だから、繰り返せるだけの情報量にとどめるという知恵も、年を重ねる毎に必要になるのだと感じました。
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オンラインサロン会員向けコラム エンジョイライフ PartⅡ
Vol.20脳をしつける(3)繰り返しこそが上達の早道(2020.11.26)の加筆再編集。
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毎朝笑うことで、笑顔の習慣がつきますよ