#263 プリズン・ドクター

2024年10月16日 15:51

今年9月に開催した第1回笑いフォーラム東京（第12回全国笑いヨガ大会）のスペシャルトークにもご登壇いただきました、テレビでも活躍する医師のおおたわ史絵先生の著書「プリズン・ドクター」をご紹介します。

ご存じの方も多いと思いますが、彼女は母親の強い希望で父親と同じ医者になり、病院勤務や実家の開業医を経て、プリズン・ドクター、つまり刑務所や少年院での医療に携わるようになりました。

そこでのすさまじい体験をまとめた本となります。

医療は他と変わらない。
使える薬に制限があったり、普通ではありえないケガ等があったりといったエピソードは、しっかり現状を伝えています。

彼らがなぜ受刑者かというくだりがなんとも切ない。

患者に対する医師としての愛と責任、さらに社会が一人一人を大切にする必要性を医療の体験を通じて伝え、考えさせられる良書です。

そして最終章はなんと「笑う刑務所をつくろう」。

彼女は刑務所で笑いの健康体操をやるために笑いクラブに参加され、笑いヨガヨガリーダーになりました。

刑務所での笑いの体操について、1章丸々書いています。

刑務所での笑いヨガの困難は理解できますが、勇気と希望をもらいました。

自分の立ち位置と社会との関わりを考える本、笑いヨガの可能性を感じさせてくれる本です。

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2022.11.22 配信 Vol.689 “プリズン・ドクター”
日本笑いヨガ協会公式LINEを加筆再編集しました

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◆　おおたわ史絵先生の著書　『プリズン・ドクター』