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#104 自分の基盤を磨く

ずっと前に、日本笑い学会の副会長で産婦人科にしてプロ講師としても大活躍をしていらっしゃる昇幹夫先生と食事会をしたときの話。

彼の話は本当に面白く、どんな話でも笑い転げてしまう。
講師としてのレベルはものすごく高い。

「昇先生は、最初はどういう風に講師になったのですか」
と同席の方が質問した。

昇先生の答えは明確であった。
「母親学級です」

産婦人科医として、毎週のように母親学級で講義をしていたのだが、それが毎回同じでは自分自身が楽しくない。

だから、おもしろくなるよう工夫をしたのが笑いの講師の始まりだという。


私は「やっぱり!!!」と心の中で膝を叩いた。


笑いヨガは、エビフライの衣のようなものである。
肝心の海老の大きさや味が大切なのであり、笑いヨガは衣に過ぎない。
笑いヨガの工夫を凝らす前に、自分が人に何を伝える存在であるのかが問われるのだ。

もともとやっている専門的な仕事の上にこそ、講師の魅力が光る。
まずは、自分の基盤を磨いて欲しい。

社会人として、まずは自分が魅力的な人であって欲しい。
そういう笑いヨガ講師たちと、皆で笑って楽しく生きられる社会を作りたいと本気で思う。

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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.237 “自分の出発点はどこなのか” (2014.2.11)より

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この話を聞いたのは、記事を書いたときに記憶にないほど昔。
おそらく私が笑いヨガを始める以前で、2004年位の話で、私はその頃
講演経験はあったけど、まだ笑いと健康テーマの講師はしていなかった。

写真は2019年のもので、厚かましくも肩を並べているが(私の方が背が高いのは昔から)、今もずっといろいろなことを学ばせている大切な師匠が
昇幹夫先生だ。おかげさまで、研修講師としての腕を上げつつある。

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