#146 笑いが生きる力となる
今月上旬に鳥取県の若桜町の笑いクラブにお招きいただきました。
若桜町は、鳥取県の兵庫県寄りの山間地域にあり、高齢化率45%の頃から若桜町職員と住民が一緒になって、笑いを広げる活動をしていました。
しかしその活動は保健師さんたちが主になって活躍していたこともあり、コロナのワクチン接種その他で大忙しになってからは、笑いクラブの活動は長らく休止されていました。
今年の春から再開されましたが、サポーターとして活躍していた人たちも、外出が減った影響もあったのでしょう、一気に年を取って介護が必要になったり、一人では出てこられなくなったりしていたようです。
現在では高齢化率は50%を超えているそうです。高齢者が元気で居続けるために、この地域の笑いクラブのニーズはとても高いと考えられます。
笑いクラブで、皆さんの感想を伺いました。
ある高齢男性の言葉にありがたくて涙が出そうになりました。
「もう少し生きてみてもいいなあと思っています。
笑いクラブにとても感謝しています。」
とおっしゃられたのです。
彼はがんで胃を摘出、その後に喉のがんになり、自分は何のために生きているのだろうと思っていたというのです。
月にたった一度だけの笑いクラブだけど、それが楽しみで、参加したらとても前向きになれるのだそうです。
みんなで集まって笑うこの方法、とてつもない可能性があるのです。
日本笑いヨガ協会が始まって15年目が終わります。
人の命を輝かせる底知れない笑いの力を、もっと真摯に深堀していきたいと思います。
★本日のサムネ写真は、12/7にお伺いした若桜町の笑いクラブでの写真(若桜町保健センター様ご提供)
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(2023.12.5配信 日本笑いヨガ協会公式LINEの加筆)
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