#139 フィードバックは宝
今回は2017年5月に日本笑いヨガ協会の事務局にかかってきた、京都の女性からの問い合わせ電話のエピソードを紹介したい。
2015年2月に放送されたラジオ深夜便を聞いた時に、「おもしろい!」と思って途中から録音したそうだ。
それは「4日間ありがとうございました」という言葉から始まっていた。
4日目は放送最終日、しかも途中から聞いたことを知ったが、その録音テープを毎日のように2年3か月聞いていた。
高田佳子の笑いヨガに関する3冊の本は取り寄せて全て読んでいるのだが、繰り返し聞いたテープはとうとう寿命で聞けなくなり、何とか入手できないかという相談の電話だった。
何故このタイミングかというと、電話の翌週に彼女は4度目のガンの処置のために入院されるので、私の話を聴いて治療に励みたいという。
著作権等の関係上、私からお譲りすることはできないとお答えしたところ、彼女はNHKに電話をして手に入らないかを問合せそうだ。残念ながら「無理です」と言われ、再度事務局へ「録音したものが欲しい」と2度目のお電話をくださった。
そして元気になったら、講演会にも行きたいので、関西の予定を教えて欲しいという。
その時80歳。
彼女によると、DVDは座って見なければいけないし、そもそも本やDVDは目が疲れるので、本を朗読したオーディオテープが欲しいという。
ガンがあっても、前向きで意欲的なこの女性に尻を叩かれた気がした。
病院や施設ではない場所で暮らし、健康ともいえない方々のために、私は何ができるのか。
もっともっとできることがたくさんあることを、具体的に教えていただいた。
電話をいただいた時にたまたま事務局担当者が不在で、私が直接対応したのだが、ラジオ視聴者との電話に、多くのアイデアと元気をいただいた。
お返しできるよう、たくさんの方が笑いで元気になるよう、真摯に取り組みたいと思う。
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追記:後日、このメルマガを読まれた方が、「音読ボランティア」を申し出てくださいました。
感想は何よりも励みとなります。
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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.409 “高齢者と笑いケア(4) “元気をアップさせたい高齢者” (2017.5.30)の再編集
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