3種体癖と年齢について
先日、お世話になった大学院の先生が亡くなり、そのお別れ会があったので行ってきた。
その先生とはそれほど深く関わったというわけではなかったが、大学院在学中から10年ほど、ウェブサイトの制作をお手伝いしながら断続的にやりとりが続いていた。
小柄な先生だが、非常にパワフルかつ好奇心に溢れ、教授職を退任されてからも精力的に活動されていた。その活動は死生学という分野だったため、幅広い年代(特に高齢)の方がそのお別れ会に参加されていた。
自分はほとんど顔見知りがいなかったため、簡単にご挨拶をして帰ろうと思っていたが、途中でグループワークをすることになり、見知らぬ人と先生の思い出話をすることになった。
グループには明らかに3種体癖の、50代女性がおられた。
服装は年齢相応ながらもカラフルで、明るい感情が表情に出ており、
「ちょっと、この若い人(筆者のこと)キープしといて!今日の占いは◯◯だったのよ」
とよくわからない論理でほぼ強制的に引っ張られていった。
『3種は体癖は、おばあちゃんになってもかわいらしい』と言われるが、やはりこの軽快で、直感的な言動の特徴は年齢を重ねても失われない。むしろ時間を追うごとに、相対的にビビッドに表れるかもしれない。他のメンバーはいかにも偶数体癖で前に出ないような方々だったため、コミュニケーションの中心は自然とその方が担うことになった。
グループで話し合った内容をその方が発表することになった際、ご自身でメモした内容を懸命に読み上げられたのだが、マイクを持って読み上げている最中に、コロコロと鉛筆が転がり落ちていた。そうした、どこか抜けているところも「3種っぽいなぁ」と感じる部分で、その抜けた感じが空気を明るくする。得てして本人は本気だし、”いじられる”ことは嫌がるのだけれど。
今回のような一時的な集団においては、3種体癖は原動力になる。職場等の継続した関係性ではまた違った役割や存在感になるが、やはり明るさが必要な場では生き生きとしているように思った。その明るさは年齢を問わず、3種体癖の特徴だろう。