ふと思い出した言葉。
前に「あなたのようにデフォルメして猫描けないのよねー」と言われたことがある。マー癖だから仕方ないわ。長いこと漫画描いてりゃどっか漫画風になるだろうし、スーパーリアリズム目指していないし。私は、私が描きたいように描くしかないし。個性というもんはそういうもんだろうし。…ってことで、最近、やっぱり自分の水彩画の芸風としては、(方向とか言えよ)猫と花だなぁ。絵本の一ページみたいなもんが描けたら幸い。色付きはあくまで見ていて心地よいものがいいなぁ。
で、先に言われたときに返したのはたぶん、「あ、そうですか」だけだったと思う。リアルかぁ。「写真のように描けてる」のは「うまい」のだろうけどそれ以上に何か…その作品に感じるものがないものは心が動かないのだな、とか思った次第。それと、「リアルって人それぞれじゃないかな」とかぼんやり考えていた。例えば、人は自分の好きなものを注目してみるわけで、猫のどこに魅力を感じるかで、描写は変わっていくだろうし。私はきっと、目。だから目に力が入る。その人は違うところを見ているんだろうしね。
そもそも、この世界を認知し感じるのは個々の脳であって、好みとか注目するところってのはさらに経験とか何とかが積み重なって「世界」が違うのじゃないだろうか。風景画なんかもっとポイントが変わってくるんだろうなぁ。身長の差で、見える世界も違うでしょ。
サテ。何が言いたいのかな、自分。うーん。私なりのリアルで一生懸命描いてんのよ。とか言いたいんですよ、きっと(笑)デフォルメしてるつもりがあんまりないのにそういわれたのがちょっと「えーw」とだったらしい、と今おもいいたった。
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