チェウニさんが好きだ。日本デビュー曲「トーキョートワイライト」を繰り返し歌って自分も変わった①
歌手のチェウニさんが好きだ。
声にほれた。
1998年に韓国から日本にやってきて、99年に日本でのデビュー曲
「トーキョートワイライト」をリリースし、急速にファンを広げた。
♪♪……どうしようもなく会いたくなる このマチには
あなたがいる 見知らぬだれかと
サヨナラさえ言えなかった 振り返らず消えた背中
まだ愛している………♪♪
作詞・夏海裕子さん、作曲・杉本眞人さん。
曲が描く物語は、女性の未練心を、東京の夜景の移ろいを背景にして描いたもので、
聞き手も入りやすい。
曲もゆったりとして、練達の〝杉本節〟に親しみがわく。
https://www.youtube.com/watch?v=hoiRd9rC6z8
◇
何よりグッと来たのは、チェウニさんの声質だ。
専門家やファンは「これがピュアボイスだ」と手をたたいた。
透明感の高い、濁りけが極めて少ない、純粋(ピュア)な響きがどこまでも広がる。
(森進一さん、八代亜紀さんらは対極的かしら。素晴らしいけど)
要所でウイスパーボイス(ささやくような歌声)が交じる。
ウイスパーボイスは歌唱上のテクニックだが、ピュアの方は、
生まれもったものだ。まねは難しい。
ボイスといえば、ほかにも思いつく。
「キャンディーボイス」(飴玉をかみくだいたときのような甘い歌声、例えば松田聖子さん)、
「メロウボイス」(成熟した甘い声、たくさんいます。例えば秋元順子さん、五木ひろしさん…)、
声帯を上手に使って超高音を引き出す「ホイッスルボイス」や「ハイトーンボイス」。
声が決め手だよ。
聴衆は、生まれて初めて聞いた声質に、ポンと金を出すことが多い。
◇
私は、チェウニさんのピュアボイスに金縛りにあった。
CDを買い、「トーキョートワイライト」をカラオケで歌おうと練習を始めた。
声質はピュアに変わらなくても、せめて心をピュアに……。
17年前のこと。当時私は、50歳だった。
(50歳だからなんなんだよ―の声も聞こえた。②で答えます)
◇だじゃれコーナー◇
「ピュアとかけてなんと解く」
「主要な高速道路のひとつ、と解きましょう」
「心は?」
「トウメイ」
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