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業界人が考察するフリー芸人をお勧めしない理由5選

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〜2月26日 00:30


職業柄、既に活動していて事務所に所属している子フリーで活動する子

芸人になる前の高校生や大学生、社会人から

「フリーで活動したいと思っていますがどう考えられますか?」


と聞かれることがある

「あんまりオススメせんなぁ」


と私は答えている、今回はフリー芸人の実際となぜ私がフリー芸人として活動するのをお勧めしない理由を考察していきたいと思う




台頭するフリー芸人


「毎晩震えてましたね。10年後、20年後に『これ、野垂れ死ぬんだろうな』って思うと、ガタガタって震えて。『まぁいっか』と思って寝ては、また夜になってガタガタ震えて、『まぁいっか』っていうのをずっと繰り返していました」

さらばドリーム


直近で話題となったフリーの芸人に「ひょうろく」がいる。『水曜日のダウンタウン』や「さらば青春の光」のYouTubeで話題沸騰、さらばのYOUTUBEの一企画から全国にはばたいたまさにYOUTUBE・フリードリームである

ジュウジマルのことは一度忘れて、唯一無二のどのメディアの手垢もついていないキャラクターは森東の2人の感性に強烈な印象を残した


フリーから1000万円・にぼしいわし


そして昨年、2024年のTHEWを戴冠したにぼしいわし

すでにTHEWの決勝には複数回進出し悲願の受賞となった




フリー芸人に憧れる若者たち


最近の芸歴の浅い芸人さん、そして養成所、大学生の子に「憧れている芸人」「将来どのようになりたいか?」を聞くと

「さらばさんのようになりたい」

「ラランドさんのようになりたい」

という声を聞くことが多い


実際にはフリーで活動後に個人事務所を設立し一国一城の主である彼らなのだが、最初から事務所に所属するという選択を避けたり、古巣からとびたって自らの足で”やりたいことをやっている”姿に憧れを抱いているようだ

その憧れとともに後述するフリー芸人のメリットにいち早く目をつけている若者たちの姿がある



フリー芸人のメリット



メリットのないものに憧れる人は少ない、今回の本題であるフリー芸人をお勧めしない理由の前にまずはメリットから手短に説明していこう


ギャラの取り分の割合がいい


ギャラの一部を事務所におさめるか、経費を差し引いた全額を自分でもらえるか、この一点が最も大きい事務所所属と無所属の違いであろう。事務所所属芸人は芸人活動のマネージメントをしてもらう対価として、仕事や営業の一定の割合を事務所に支払う契約になっている

友人の結婚式のMCを頼まれたときも例外ではない。小さい事務所ならば目こぼしもある例を知っているが、大手事務所は全て申告しなければならない

事務所によってその割合に差異があるが、3~8割は事務所の報酬になる場合が多い。逆に無所属の場合は、そのすべてが自分たちの懐に入ってくる計算になる



仕事の自由度の幅が広い


事務所所属では仕事を取ってくるのが事務所かマネージャーか、フリーでは自分たちがすべて選択するという違いがある

所属していると各事務所の方針やコンプライアンス、立ち位置によってまわってくる仕事は限られるが、フリーはその名の通り自分たちの思うがままの仕事に向き合うことができるというメリットがある

よしもとの鎖国問題をはじめ、東西のよしもと若手芸人がフリーライブや外ライブに出にくくなったりという事実がある昨今において、このメリットを重視する層が一定数いる




なにやらメリットが大きそうなフリー芸人であるが

この業界で長くご飯をたべさせてもらっている私はフリー芸人活動を基本的にお勧めしない

今日の記事はここからが本題である


タイムセールでなんと100円!うーん商売上手!!


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