(衝撃の事実)日本には『堕胎罪』があるが「母体保護法」の「14条」により無力化されている!!(これでは「堕胎奨励法」ではないか!!)大熊良樹
先日、かなりインテリである方から「大熊先生、日本にも堕胎罪を作らなければいけませんね!!」と言われて驚いた。「いや、日本には『堕胎罪』はあるのですよ。第29章の刑法212条~216条まで『堕胎罪』が明記されているのですよ!!」(212条自己堕胎罪・213条同意堕胎罪・214条業務上堕胎罪・215条不同意堕胎罪)と言うと驚いていた。「ええええ!!それなのに、公式に年間16万人、闇中絶を入れると、100万人もの赤ちゃんが殺されているのですかあ!!」そうなんです。堕胎罪はあるのですが・・。
ただ・・・いのちに線引きする、世紀の悪法「優生保護法」が名を変えた法律《堕胎奨励法》とも言われる「母体保護法」の第14条の「経済条項」により、その「堕胎法」がほぼ無効化、無力化、しているのです!!
例えは悪いかもしれないが、「刑法199条」の殺人罪に「経済条項」を加えて、「金銭の貸し借り、あるいは損得において、都合の悪い対象者は、これを殺害することを赦す。」という条項が添付されているようなものである。とんでもないことである。しかし・・日本では、誰もが「黙認」しているから改正されないのだ。少子化問題を騒いでいる場合では無い。子殺しを騒ぐことの方が、抜本的な、少子化解決になるのである。
先日(令和2年)1月31日より「AI崩壊」という映画が放映された。狂ったAI《コンピューター》が、価値の無い人間(価値のない人間などいない‼️)、自分にとって、都合の悪い人間、生産性のない人間、生産性の少ない人間を選別して「殺し始める《排除し始める》という、まるで「日本の中絶状況」(優生思想)を、そのままに、未来に反映したような「恐怖」映画であった。
ちなみに『優生思想』とはいのちに線引きする思想であり、歴史的には、ナチスのユダヤ人大量虐殺が思い出されるが、最初に排除されたのは自国民(ドイツ国内)の障害者であったという。戦争末期には、戦争反対を言う、都合の悪い牧師等(宗教者)も収容所に送られていたと言う。
驚くべき事に、自分達の『利益』『目的』にとって《都合の悪い人たち》を、排除していたのである。いろいろと『本人のため』とか『社会のため』とか理由付けするけれど、結局、自分の損得のために人を貶め、排除して、いのちに線引きをすることでその、尊い『いのち』を奪う‼️
これが優生思想なのである。
まさに現代の少子化社会は、「対策」「対策」と言いながら、可愛い赤ちゃんを「弱い者いじめ」のように年間100万人(公称16万人)。殺し続けている残酷な社会なのである。
現在、公称1日に、400人の赤ちゃんが中絶されているされているが、「厚労省」に申告されていない数を入れると、1日に「中絶」されている赤ちゃんの実数は、なんと、2700人と言われている。《なんと多くの赤ちゃんが闇に葬られているのである。》しかも供養もされずにその中絶自体がなかった事にされている。《やみから闇に葬られる》とは、そういう事柄をさす言葉なのだ。そして、驚くべきは、その1割強は、10代の子供たちの中絶である。また、多くの中絶経験者は、何度も何度も中絶を繰り返している。その事は『中絶は無保険実費』ゆえに数(※厚労省に報告された数を中絶数として公表しているので)として、決して実に公数は公表されない。また、当然、中絶数年間16万人に加算されていない。なんということだろうか。先人先祖に申し訳ない思いでいっぱいである。
これらの事と、これを黙認する行為こそ、まさに「社会の自殺」「日本の自殺」ではないか。まことに、まことに、このことは重大である。尊いいのちを貶め、排除してはならない。それは、私たちの『良心の自殺』であり『自傷行為』ではないかと思うのである。
京都いのちの教育センター主幹 大熊良樹拝