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U君

前日にコンビニで買った焼きそばの
空の容器の入ったゴミ袋のぞいたら


げ!ゴキブリ死んでるじゃん!2匹じゃん!
地球への小惑星の衝突というイベントも乗り越え
いわばキングオブ環境変化への対応生命体のゴキブリが
僕が食べた後の焼きそばの容器の中で息絶えている。

なんでこんなところで
なんで夫婦で
何を思い悩んで
なんで舌かんで心中したの?

と、一生懸命思考をシフトしようとしましたが
やはりいきつく先は


オレ 大丈夫か?


ブログ書きます。


現場近くのパーキングへ駐車しようとしていた時
僕の方へ近づいてくる男性がいて
半笑いでちょっと気持ち悪くて
よーく観察していると転職して市役所勤めになったU君でした。
「よく、オレって分かったね」
「いや、車に TIFFANY YOUNG って書いてあったんで」


会社の車に社名を書いてるだけなんで
誰からも後ろ指さされることはないんですけど
彼はコレ初見のはずなんで
ティファニーといえば山下という公式が浸透していることに
広報部長としては嬉しく思いましたよね。

市役所の建築課所属だったのが
この前から教育課に変わったそうで
「ま~真面目だからその方が向いてるんじゃないの?」
って返しました。
彼の真面目さエピソードで、現場監督になって初現場で
晩の8時頃に誰もいない現場でトラブルがあって
彼が駆けつけて対応し
そのあと僕に夜中の1時半ごろメールしてきたんですけど
そのころの僕はその時間を YouTubeで少女時代 という
とても神聖な時間にあてていて
それを知っての狼藉か!!という思いのまま開いたら
1500字程度の改行が全く無い文章で
自分の熱い思いや、会社への不満、現場とはこうあるべき
みたいな事が書かれてました。
それを読んで僕は
きっと彼はこの思いに共感された返信を待っているに違いない
お互い頑張ろうじゃないかという 桃園の誓い に似た
そんな返信を待っているに違いない

僕はゆっくりとキーボードに指を流し
深呼吸の後、送信をクリックしました。
6文字に思いをこめて



よみにくいわ