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カイル・マクラクランと加藤茶

 『ブルーベルベット』『デューン/砂の惑星』などのデイヴィッド・リンチ作品や、90年代初頭に大ヒットしたテレビシリーズ『ツインピークス』などでお馴染みのカイル・マクラクラン氏が先日、2月22日に65歳のお誕生日を迎えられた。

 元々コメディもこなす俳優さんではあるが、近年はSNSですっかり面白投稿に全振りしている。ご自身プロデュースのワインの売り込みにもご熱心で、宣伝用の動画もかなり、いや相当に面白い。
とはいえ往年のイケメン。今でもレベチのイケおじではあるのだが、ん?むむ?あれ?もしかしてこの人、、、

加藤茶そっくりじゃね?!

と気付いてからは、もうカトちゃんにしか見れない!!!

こちら、当時むりやり入手した1993年スバル「インプレッサ」の卓上カレンダー

 そうか、リンチ版デューンの絶世の美青年ポール・アトレイデスが、ツインピークスのクーパー捜査官が、年齢を重ねるとカトちゃんになるのか。はあビバノンノン。

 ツインピークスは人生で最も激ハマりしたドラマである。現代のように配信でサクッと観られる時代ではないので、当時は皆、友人達とテレビ放送をビデオテープに録画したものを回して観たものだ。
 私のところには、まあまあ仲良かったゲイのU君が録画したものが、友人M君を経由して回ってきていた。M君は私にビデオを渡すたびに、
「U君って可愛いよね〜。女の子より全然可愛い。」とのたまっていたが、ヤツには過去にバイセクシャルになろうとして無理だったという謎な経歴があった。二丁目の老舗ゲイバーに入り浸り、しばらくは、
「可愛い男の子とキスするのって楽しいな〜」
と浮かれていたが、ある日ついに大御所に本気で迫られて泣いて逃げたというヘタレである。
「女の子が『やめて』って言う時って、本当にやめて欲しいんだってことがわかった。」
と半泣きで語っているのを聞きながら、心の中で大笑いしながら元気づけた思い出がある。いやあ、アホな友達がいて楽しかったな、昔は。

 さあ、今夜もカイル・マクラクランのインスタをチェックしよう。楽しいから。






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